*3

「脱がして下さいっ☆」
足を口元に押し付けられる。自分の苦味に顔をしかめて靴下の端を咥える。
臨也を見つめたまま引っ張ると、滑らかな肌が見える。
「すね毛は?」
「やだぁ!甘楽ちゃん、すね毛なんて生えません」
剃ったのかコイツ。元々薄いけど、徹底してるな。
「門田が言ってた凝り性なヤツってテメェか」
「甘楽、分かんなぁい。あ、ついでにこっちも」
汚れてない左足も差し出された。ふと悪戯心が湧く。
親指を口に含み舌で弄んだ。
「んぅ…」
臨也から甘い声がでる。
足を横から甘噛みしたり土踏まずを舐めまわすと、臨也の脚が強張って微かに震えた。
「は‥ぁ。も、いいですぅ」
偉そうだが、こーゆう顔で命令されんのは悪くねぇかも。するすると靴下を脱がせてやる。

「静雄くん、見て下さい」
ふわっふわのスカートをたくしあげると、くっきり形が浮かんだボクサーパンツの前に染みができてる。
「下着は男物かよ。萎えんな」
「ウソツキ」
まったくだ。全然萎えねぇ。むしろ興奮してる。悪あがきも剥き出しの下半身には無意味だ。
俺に見せつけるように椅子の肘掛けに片足をかけた。

「んふふ」
厭らしく笑いながら股間に手を伸ばす。
オイオイ…いつも俺が頼んだってそんなことしねーだろ。
パンツからペニスを出すとくちゅくちゅと音を響かせて擦る。
「ぁ‥ん‥」
小さく喘ぎながら背をしならせる。
「んぅ…」
臨也が息を吐きながら身を屈めた。恐らく後ろを弄ってるんだろう。スカートに隠れて見えないのがもどかしい。
「頼む、外してくれ」
「っ‥おしおき、だか…らダメ‥なんで、すぅ」
途切れ途切れに喘ぎ混じりで言われるが、俺のペニスは限界だ。スカートから聞こえる卑猥な音が部屋中に響く。
「あはっ。静雄くんのすっごぃ。甘楽も限界っ!」
椅子から降りて俺の上に馬乗りになる。
精液でドロドロの指を俺の口に突っ込みながら膝立ちになった。

「じゃあ、いただきまぁす☆」
先っぽに生暖かい感触。そのまま臨也が腰を落とすと、熱くうねる胎内に更にペニスが膨張する。食い込むリボンが痛い。
「ぅ‥い、ざぁ。はうせ…」
「か・ん・ら。うふ、ぜんぶはいったよぉ」
恍惚に微笑みながら俺の舌を指で嬲る。

「かんら…すごいで‥しょ?」
「うっ…ぅ」
緩く腰を動かされ、発射出来ない熱が溜まる。
「ここ、舐めて下さいっ」
俺の口から指を引き抜き、首筋を指差す。
舌を這わせて吸い上げると、赤い印が残った。
「ん、ありがとぉ。さっき教頭にキスされて気持ち悪かったんですよねぇ」
は?
「キスってなんだよ?」
「あのセクハラ親父、あとで天罰ですぅ☆」

ガキンッ!

「え?…う、そ…」
「おぉ、人間やれば出来るもんだな」
引きちぎった手錠を見せつければ臨也が固まった。
「さぁて、臨也くん。テメェ人に浮気って言っといて自分はキスされただぁ?」
「ちょ、待ってよシズちゃん!俺はムリヤリ…」
「俺も無理矢理って言っただろうがよぉ」
「だっ……ひゃあっ!!」
何か言いかけた臨也に腰を打ち付けた。
「わりぃな。こっちは限界だ」
ペニスのリボンを解き、腰を押さえつけて下から何度も突き上げる。
「あぁ‥ん!っふ…やぁ‥し、ぅちゃ…つよ、いっ!」
「っ!キツいな」
「ひぅっ!!…あっ!ん‥ィ…イく‥イっちゃ…うよぉ」
髪を振り乱す姿がそそる。
「イケよ。ぶちまけてスカート汚せ、甘楽ちゃんよぉ!」
「ふ‥ぁ!イっ‥くぅ…あぁぁ!!!」
臨也のナカが激しく収縮して、俺も2・3度深く抉り奥に吐き出した。


くったりと凭れかかる臨也のナカから引き抜いて、抱き締める。
「俺が一番可愛かったでしょ?」
「あぁ?他見てねぇ」
「ひどっ!頑張ったのに」
「くだらねーこと頑張んな。俺はテメェ以外見ねぇよ」
「気付かなかったくせに」
頬を膨らまして怒る顔が心なしか赤い。
「次は気付くぞ。だからこんな格好他のヤツに見せんな」
「…うん」
どちらともなく唇を合わせて、残り少ない非日常を楽しんだ。





「ちょっと教頭殴ってくるわ」
「いいよ。停学なっちゃうよ」
「良くねぇ」
「もっと良いネタあるし」
「あ?」
「甘楽ちゃんを舐めてるんですかぁ?」





[*prev] [next#]
[TOP]
[タイトル]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -