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来神臨也が四木さんに相手にされたくて(性的に)頑張る。





「四木さぁーん!!」
計算済みの無邪気な笑顔で腕に巻き付いてくる高校生、折原臨也。
「会いたかったです」
腕に頬を擦りつけてくる。
「そういうのは出来れば女子高生にされたいものですね」
「あれ?四木さん、ロリコンですかぁ?女なんてファンデべったりの顔で、せっかくのスーツ汚れちゃいますよ」
皮肉を皮肉で返して、猫のような瞳をスッと細めた。


事務所に通しソファーに座ると、当たり前のように俺の横に座った。
「折原さん…」
無駄だと思いつつ咎め、煙草をくわえた。
「怖い顔」
俺の手からライターを奪い、火を点す。
「情報屋より、商売女が似合うんじゃないですか?」
どこで覚えたのか太ももに手を乗せ、体重をこちらにかける。
「四木さん専用です」
ニコッと微笑み、俺の肩に頭を預けた。

「で、例の件は?」
「んもぅ!少しくらい付き合って下さい」
頬を膨らまし、学ランからSDカードを取り出す。
「どうぞ」と、俺のジャケットの胸ポケットに入れた。

「良くやった。ご褒美だ」
煙草を灰皿に押し付け、折原にキスをする。
舌を差し込み、歯列を辿り絡ませる。慣れたふりをしている折原は必死に舌へ吸いついてくる。
「ん‥ぁ、もっと」
俺の手を自分の股間へ引き寄せ、ねだる。

「はしたないな、臨也」
緩く勃起したペニスを服の上から撫で、耳元で囁けば全身を震わせた。




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