15
その時
「いたっ!」
「どうしたの?愛川さん」
ノートを抱えたまま突然その場にうずくまって…どうしたんだろ、急に
というか階段の途中で危なくない?
「な、なんか…足がっ、」
「え、大丈夫?ノート代わりに持っていくから保健室行ってきなよ!」
「っ…けど、悪いし…」
「遠慮しないで、ね?」
とりあえず俺はノートを預かる為、未だ階段でうずくまる愛川さんに近付いて…
「あんたが、悪いのよ」
ずどどどど…!!
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