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『1年バジル、沢田綱吉、今直ぐ校長室に来なさい。繰り返します…』
「うえ!?なんで?」
「拙者もですか?」
「ツナ、お前何かしたか?」
「してないしてない!とにかく、校長室に行ってくるよ…行こう、バジル君」
「はい、では失礼します」
足早に屋上を出る俺とバジル君は真っ直ぐ校長室に向かった。にしても助かった、ずーっと愛川さんこっち見てたんだもん
リボーンはちょっと訝しげにしてたけど、多分追いはしないだろうし…愛川さんにみんな夢中だろうから大丈夫。獄寺君や山本はともかく、まさか普段冷静で、アルコバレーノのリボーンまで夢中だとは思わなかったけどさ
そうこうしてる間に校長室の敷居が高そうな分厚い扉の前に立つと、四回ノックして
「どうぞ」
扉を開けると、校長…じゃなく、生徒会長の俺の恋人の骸と恭兄さんが中でイライラしていた…クローム困ってるぞ、こら
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