be enchanted by you(2/5)


「……明日叶は可愛いですねえ。」

「眞鳥…さん……?」


眞鳥さんの指が俺の頬をなぞる。

恥ずかしくて、また固く目を瞑るも、

目を瞑ったことで逆に神経が集中して、背筋がゾクゾクして――…。


そのまま眞鳥さんは俺の首筋に舌を這わせて、制服を脱がしにかかる。


「まっ、眞鳥さん……!!」

「急に明日叶が欲しくなりました。」

「えっ…あっ、あの……」

「ダメですか?」


――ダメじゃない。


本当は期待してた。

眞鳥さんと2人きりだから、

こういうことになるんじゃないかって――…。


「俺も…眞鳥さんが欲しいです……。」


自分自身の顔は見ることが出来ないから判らないけど、

きっと今の俺の顔、

真っ赤だと思う――…。


笑顔の眞鳥さんは、俺をお姫様抱っこする。

その時、身体が浮くのが怖くて、眞鳥さんにしがみつくと、

眞鳥さんから凄くいい匂いがして――…。


そのままベッドに乗せられて、俺が何よりも最初に発した言葉は、


「眞鳥さん…凄くいい匂いがします……」


眞鳥さんは、ちょっと驚いた顔をするも、すぐまた笑顔になって、


「本当に明日叶は面白いことを言いますねえ……。」


『他のことを考える余裕があるんですね』と小さく呟きながら、あっという間に俺の制服は脱がされた。




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