数年ぶりに訪れた故郷は、見るも無残なほどに荒れ果てていた。
 美しい大地、そして人々の明るい笑顔はもう、そこにはない。
 あるのは、放置されたままの遺体。
 長い歳月を重ねたためか、すでに白骨化しており、誰なのかも判別が出来ぬほどになっている。


- 16 -

しおりを挟む

[*前] | [次#]

gratitudeトップ 章トップ




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -