「…ふぅ。」



もう何度目の溜め息だろうか。






暦を見ると、もうすぐやってくる大切な日。




それは、ルカの世界に伝わるイベント、ホワイトデーだ。





バレンタインデーには、チョコレートを貰ったが(相互記念小説A参照)、ルカには何を返せば良いか分からない。




ルカの好きな物は何なのか、そんな事すら知らない自分が情けない。











椅子に座り、両足を机の上に置いて考えていたが何も浮かばない。






「…シュラに聞いてみるか。」






俺は席を立ち、シュラを捜すことにした。


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