魔を祓う役割を果たす、祓魔師と呼ばれるものたち。
魔を生み出す魔。
度重なる戦争。

幾度の交錯を経て、激動の時を過ごしたような、それでいて何もなかったかのような。
そんな心許なさを伴って、日々は巡る。

束の間の平穏。
それは、誰にも気が付かれない冬の足取りのように。

小さな町の古い教会に、深い髪色をした青年神父と、銀色の髪と鳶色の瞳を持った少女。
そうして、鮮やかな金色の髪をした青年が、穏やかに暮らしていた。

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