「はぁー見えないわね。」
「楓が寝坊するからでしょ!」
「ごめんなさい…」
楓は亜沙美と美香に責められ頭をさげた
「にしても、本当見えないわね…」
「だから、ごめんって…!」
楓はムゥっと口を膨らませた
何が見えないのかというと、テニス部の朝練。
立海テニス部は全国で一番強くそして何よりレギュラーが、みんなかっこ良く女子に人気があり、みんな朝練を応援しているのだ
「ジャンプすれば見えるかもよ、一瞬!」
楓は見ようと頑張っている亜沙美にアドバイスした
「ジャンプすれば…!って、見えないわよ!!」
「そんなはずはっ…!」
楓も試しにジャンプしてみると
「「なっ!?」」
「…はへっ!?ありえないからぁー!!」
人間ではあり得ないくらいの高さまでジャンプしていた
「ちょっと、楓どんだけジャンプしてんのよ!?」
「人間技じゃないわ。」
亜沙美と美香は唖然としている中、まわりがジロジロと見ていた
「ちょ、二人とも用事思い出したから教室に戻ろー!」
楓はいたたまれなくなり、その場から逃げるように二人を連れ教室に戻った