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「星宿様大丈夫ですか?」

「あぁ、すまない…大丈夫だ」

星宿はゆっくり寝台に腰をおろし、ぽつりと呟いた

「似ているな彼は…」

「星宿様…?」

「あぁ、いやすまない…彼、静蘭殿が私が兄上のように慕っていた人に似ていたから…つい動揺してしまった」

秀華は少しでも落ち着ければと思い温かいお茶を淹れた

「お茶、よければ飲んで下さい」

「あぁ、ありがとう」

星宿はコクリと一口飲むとゆっくりと口を開いた

「少し…」

「…?」

「少し、昔話につきあって欲しい…」


そう、あれは私が初めて父とこの国、彩雲国に来た時のことだ



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