×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -



  06


「秀麗、父様」

「あっ、秀華!もう、朝来ないから心配したのよ?どこいってたの??」

「ごめんなさい、ちょっと霄太子に呼ばれてて。」

府庫に行くと秀麗は邵とお茶をしていた
しかし、龍の宮に忍び込もうとしたとは言えず嘘をついてしまった

「霄太子に?どうかしたの?」

「いえ、ただ調子はどうかしら?って話だったわ。そんなことより秀麗、主上の手掛かりはつかめたの?」

「全然ダメね、昼間はふらふらしててどこにいるか分からないもの…秀華のほうは?」

「私も、全然…」

二人ははぁと大きなため息をついた

「二人とも、まだ後宮にきて二日目なんだしそんな気に病むことじゃないよ。きっと、そのうち会えるさ」

「「だといいけど」」

二人は一抹の不安を覚えた




prev next

[back]