金髪オールバック=憎めない悪役説
2018/03/09

銀魂最新巻買いました読みました泣きました。
以下、ネタバレ含む個人的感想です。











喜々公の最期の場面、びっくりするくらい無意識のうちに泣いてました。
将軍でいた期間は決して長くはなく、下り坂のような時勢の中で傀儡よろしく翻弄された喜々公。
茂茂公のような器量や人望もなく、それでいて君主たる絶対的な権威の裏の孤独を抱えていた喜々公。
初登場の時はクソ野郎の一言に尽きた喜々公でしたが、徐々に人間くささが出てきていたような気がします。
茂茂公が陽であれば、喜々公は陰といったところでしょうか。
もちろん、どっちがいいとか悪いとかではないと思います。
自らの命にかえてまで江戸を護るという確固たる決意を貫いた喜々公も、間違いなく将軍でした。
桂や坂本と息を引き取る喜々公のやり取りが、喜々公の死が単なるお涙頂戴的なものではないことを暗に感じ取らせるんですよね。喜々公の最期を見守る桂と坂本の表情がまた、たまらない。

なんかこう、空知氏は憎みきれない憎まれ役を描くのが本当にうまいと思うんです。
そして、喜々公といい河上万斉といい、最初は敵だったけど実はそんなに嫌な奴じゃなかったキャラを散華させるという選択。
喜々公に関しては、思い出し泣きしてしまうくらい心が震えました。

思いの丈をぶちまけたところで、ようやっと今回の日記のタイトルという名の伏線を回収できます。
憎めない悪役(ライバル役)って、金髪オールバック率高くないですか?そうは言っても、喜々公とかハリポタのマルフォイとかベジータ(超サイヤ人)とかしかおもいうかばないのですが…

狛子の決死のしんがりシーンも、涙腺爆発しました。
喜々公の名前、思いっ切り間違えてました申し訳ありません。



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