05 道化のバギー
酒場ドリンカーパブ≠ナは、バギー一味の前にブードルが現れ、勝負を挑んでいた。
バギー「おい貴様。何の為におれに挑む。名でも上げてぇか。」
バギーは突然やってきたブードルに屋上から指差しそう言う。
町長「バカ言え!!我が町を!!わしの宝≠守る為じゃ!!!」
バギー「は?バカか。てめぇは!宝≠チてのはな、金銀財宝のことを言うんだ!!持ち主の威厳を示す輝きをもってこそ宝なのだ!!町が宝だと!!?ザレ言をぬかすな!!!」
町長「ほざけ小童っ!!!貴様なんぞにわしの町への想いをわかって貰おうなどハナから思っておらんわ!!!さっさとここへ下りて来い!!!」
バギー「下りて来い?やなこった!!」
バギーはそういうとブードルの方へ自身の手を飛ばし、ブードルの首を締める。
町長「ΣΣ!!?」
バギー「下りて来いだと!?てめぇは誰に口聞いてんだ。オヤジ!!!おれが誰だか言ってみろ!!!
おれは後に
偉大なる航路≠制し!!全世界のハデに輝く財宝を全て手中に収める男だ!!!世界の宝はおれのもの!!この世におれ以外宝≠持つ者など必要ない!!!そんなにこの町が大切だというんなら、一緒に消し飛べて、さぞ本望だろう。」
町長「何じゃと貴様・・・!!わしと戦え!!!」
バギー「おいおい・・・自惚れんな・・・ぶっ放せ!!!」
町長「この町は潰させん!!!わしと戦えェ!!!!」
ブードルがそう力を振り絞って言った時、バギーは自身の手に違和感を感じた。そして、ブードルの首を掴んでいたはずの自身の手がルフィの手の中にあることに気付き、麦わらの男と呟いた。
ルフィ「約束通り。お前をぶっ飛ばしに来たぞ!!!」
バギー「よくもノコノコと自分から・・・!!貴様ら!!!現れたな!!!!」
ナミ「いーい?戦うのはあんた達の勝手だけどね。私は海図と宝が手に入ればそれでいいの。」
ゾロ「あぁ。わかってる。」
4人が話しているとブードルが起き上がる。
町長「小童共・・・何しに来たんじゃ。他所者はひっこんでおれ。これはわしの戦いじゃぞ!!わしの町はわしが守る!!手出しは無用じゃ!!!」
ブードルが木刀を持って、そう言った時、ルフィがブードルの顔面をガァンッ!!!と勢いよく壁にぶつけた。そんなルフィの行動にナミとバギーは驚き、ゾロは無言で見つめ、ユキナはそのルフィらしさにルフィらしいけど、もう少しやり方を考えて欲しいと呆れながら願っていた。ぶつけられたブードルは頭から血を流し、気を失った。そして、ルフィはパンパンと手を叩いている。
ナミ「あ・・・!!あんた!!何て事すんのよ!!!何で町長さんを・・・・・・!!!」
『やめな。このぐらいしないと町長は止まらないだろーよ。』
ナミ「!ちょっ・・・。あんたまで何を!?」
ルフィ「邪魔!!!」
ゾロ「上策だな・・・このおっさんほっといたら間違いなく死にに行く気だ。気絶してた方が安全だろう。」
ナミ「Σ無茶するなっ!!」
『この2人には無理な話しだ。』
ルフィ「デカッ鼻ぁ!!!!」
3人がそんな話しているとルフィはいきなり叫んだ。そんなルフィを見てユキナはルフィが何を考えているのか分かったようで不敵に笑い、ナミとゾロはそんなルフィにまた怒らせる気かと驚いていた。
バギー「ハデに撃て!!!バギー玉ぁ!!!!消し飛べぇ!!!!」
大砲が撃たれ、バギー玉がルフィ達に向かって飛んでくる。
ナミ「何言い出すのよ。バカぁ!!!」
ゾロ「おいルフィ!!逃げるんだ!!!吹き飛ぶぞ!!!ユキも何やってんだ!!」
『少しは落ち着け。』
ゾロ「Σお前が落ち着きすぎなんだよっ!!」
ルフィ「そんな砲弾がおれに効くかっ。」
ルフィがそう言っている間にもバギー玉は凄い勢いで迫ってくる。ルフィはゴムゴムの・・・と言いながら思いきり息を吸い込む。
ルフィ「風船っ!!!!」
そして、大きくなった腹でバギー玉を受け止めた。その姿を見てその場に居たユキナ以外の全員が驚いた。
バギー「何だ。あいつは!!?まさか。バギー玉を・・・!!!弾き返しやがったぁ!!!!」
びよぉおぉん!!!!
ゾロ「・・・先に言えよな。」
ドカァアァァン!!!!
ルフィが弾き返したバギー玉により、酒場は大爆発を起こした。