05 道化のバギー
ルフィ「よっしゃ!!敵がへった!!やるか!!」
『たくっ・・・;;お前のそのユニークな発想は、どこから来るんだよ・・・;;』
ナミ「あんた一体、何なのよっ!!」
ゾロ「人騒がせな・・・」
ナミ「説明してよ!!だいたい、おかしいと思ったわ!!ライオンと戦ってきた時からね!!人間業じゃないもの!!何よ今の風船みたいにふくれたの!!」
『(ルフィだから出来ることよね〜。)』
ルフィ「ゴムゴムの風船だ!!」
ナミ「Σそれが何かって聞いてんのよ!!」
バギー「よくもまぁ。ハデにやってくれたもんだ・・・・・・・」
ルフィとナミが話していると瓦礫から現れたバギーと参謀長のカバジ。
ナミ「仲間を盾に・・・」
『仲間意識は薄いよーだな。』
カバジ「旗揚げ以来、最大の屈辱ですね。船長。」
バギー「おれぁ、もう。怒りでものも言えねぇよ・・・」
カバジはライオンのリッチーをそれに対してバギーは二人の船員を爆発の盾にしたようだ。
モージ「くそ・・・気を失ってたか・・・何だ。このあり様は・・・・・・・!」
ルフィにやられ、気を失っていた副船長のモージーは爆発に巻き込まれたが、どうやら無事だったようで、目を冷ます。
カバジ「モージー・・・生きてたのか・・・」
モージ「!?おいカバジ・・・!!てめぇリッチーに何してる!!」
カバジ「・・・・・・あぁ、この猫か。おれの服が汚れるといけないんで盾に使わせてもらっただけだ。」
カバジはそういうとリッチーから手を離す。
モージ「おい、リッチー!!無事か!?」
リッチーはなんとか無事なようだが、カバジの睨みに怯えている。
モージ「このスカし野郎がァ!!!げっ!!麦わらの男!!バギー船長あいつにはお気をつけを!!奴も悪魔の実≠フ能力者なんです!!ゴム人間≠ネんです!!!」
モージーはカバジに怒りを感じたが、目にルフィが映ったことにより、慌ててバギーにそう言う。それにナミが反応し、ゴム人間と訊き、そんなナミにルフィはほらと頬を掴み伸ばして見せていた。
バギー「・・・悪魔の実を・・・!!!バギー玉もはね返す訳だ・・・しかし、モージー・・・知ってたんなら、何でそれを早く言わねェんだ!!!」
モージ「一応、言いました!!!ぎゃあぁあぁあ!!!そこどけぇ!!!」
それを聞いたバギーはモージーをユキナやルフィ達の方へ投げ飛ばした。ルフィがそんなモージーを吹っ飛ばそうと構える。
スゥ・・・ズパンッ!!!
「「「!!!」」」
しかし、ルフィの前にユキナが現れ、モージーを蹴り飛ばしていた。鋭く美しいその青い瞳は真っ直ぐ前を見据えている。
『雑魚は相手にするな。他に戦う相手がいるだろ?』
ユキナがそう言うとルフィはニッと笑い、開戦だと開戦の狼煙を上げた。それと同時にカバジはユキナの方へ走り出す。
カバジ「バギー一味参謀長曲芸のカバジ!!一味の怒り、この私が請け負う!!!」
そんな事を言うカバジをユキナは無言で見つめる。しかし、カバジの刀を受け止めたのはゾロだった。
『ゾロ。』
ゾロ「ユキっ!お前が手を出す必要はねぇ!!剣の相手ならおれがする!」
カバジ「光栄だねェ。ロロノア・ゾロ・・・一人の剣士として貴様を斬れるとは。」
バギーに刺された所からは血が滲み出ている。
ルフィ「!おい、ゾロ。やっぱり、休んでろよ。おれがやるから。」
ルフィがゾロにそう言う中、カバジは不意打ちとばかりにバギーから受けたキズばかりを攻撃し、ゾロに勝とうとする。