じぶんをおいこんでみる2015 | ナノ


おだいとうか!
ひさしぶりにじぶんをおいこむきかく
期間:150107〜150430
〔×〕からお持ち帰りどうぞ


屠ってみせろと嗤うきみ


この両手はなにを引き裂くのだろう

わたしのすべてはぶきである

どうか、最期まで

あなたが迎えてくれるのなら

その刃よ、気高くあれ



(04/30 23:40)[×]
どうぞくるって


月の光の下で

わたしはどうして狂っているのか

どうぞ、わらって

この言葉でさえも答えを出せず

どうせなら喜劇で終わりたい



(04/30 07:06)[×]
ほほえんでくれたらそれでいい


天狼星に願いをかける

蠍の心臓を喰らいつくし

天の川のそのまた向こう

戦星より死を捧げる

南十字星の倣い



(04/28 20:18)[×]
あきらめてしまえよ


一等星にはなれそうもない

そのスピカが欲しかった

ポルックスが笑ってくれるから

ヴェガのような翼が欲しい

しあわせのシリウス



(04/28 20:13)[×]
ちまみれのきのう


「あなたはわたしの業を知っているのかしら」

「わかっていて行動したのなら、それは罰せられる覚悟があるということ」

「あいしているからこそのことだ」

「この気持ちは、君のような人にはわからないだろうね」

「私は持たざるものだ、何もかも持っていない。君が既に気付かずに手にしている幸福すら、私はもっていないのだよ」



(04/26 21:30)[×]
だれかこのこえがきこえるだろうか


わたしはこの道をゆくのだという
月明かりにすら照らせぬ、深淵を
暗く暗く、どこまでも深いこの道
たとえこの道を踏み外しても
落ちて行くことにすら気づかぬだろう、このくらい道を
わたしはどうしてこの道をゆくのだろう
わたしはどうしてこの道をゆかねばならぬのだろう
わたしの道は、もうこの道しか残されていないとわかっていても
それだけしか進むことができないとわかっていながらなお
嘆くことを自らに許しているわたしに相応しいのだろうか
わたしの道は深く、深く、暗い道
どこに行くとも知れぬ、深淵の、その淵
わたしの歩む道は月すらも照らせない
わたしの行く末は黒猫すらも知らない
わたしの足元にはなにもない
わたしの両手にもなにもない
わたしの進む道は、深く、暗く、底がない
だがしかし、これがわたしに一番相応しい道だと、わたし自身がしっている




(04/25 06:44)[×]
みどりのたいようにやかれ


青い血潮の囁くままに

その心臓はきっと灰色だった

紫電の瞳を抉り出し

濁り切ったきんいろの

どうして月が綺麗だと思ったの



(04/25 02:52)[×]
あいしているといったでしょう


踊ってしまえばなにもわからない

この心臓がとまってしまうまで

あなたが、あなたを、あなたに、

大切なことを忘れていたから

どうぞ、ご存分に



(04/25 02:50)[×]
わらうわらうにんぎょう


あなたのすべてをわたしにちょうだい

こうしているとしあわせで

すべてすべてあなたのために

どうかすてないで

どうやらしあわせを勘違いしたようだ



(04/23 23:39)[×]
わたしのきもち


それはとってもどす黒くて

この怒りは果たして認められるのでしょうか

思い違いでもいい、憎んでいたいのだ

いっそ心地いいほどに憎んでくれるね

愛より恋よりそれをちょうだい



(04/22 00:20)[×]



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