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ルームウェアシリーズ2(風丸/吹雪士郎/基山/吉良/西蔭/亜風炉)

■残っている印象(風丸)
「…ーーーって感じに明日の練習はなるらしいから、宜しくね風丸君」
「あぁ、分かった。連絡ありがとう名前」
「いえいえ、マネージャーの務めですから。こちらこそ遅くにごめんね」
「皆、なかなか捕まらないだろ」
「円堂君含めてね、やれやれ…」
「お疲れ。…なぁ、まだ連絡する奴は残っているのか?」
「? うん、後何人か」
「良かったら俺も手伝おう。その…責任もあるだろうが、日中と違って結構 薄着じゃないか?
動き回って風邪引かないように…女子は体を冷やすと良くないって言うから」
「え、そう?結構温かいけどな。薄着っていうなら、風丸君が意外にしっかり着込んでたなって。
ストライプ柄も新鮮かも、シンプル無地のイメージだったな」
「そうか?」
「うん。タンクトップに短パンみたいな」
「それ部屋着じゃなくて陸上部の時の記憶じゃないのか…?」
「あはは、そうかも。あっ後、もうミーティングも終わってたから髪下ろしてると思ってた」
「あぁ…それは名前が来るタイミングでもう一回括ったな」
「えー、そのままでも良かったのに。私見たかったなぁ」
「…人が来るのに決まりが悪いだろ。さ、冗談言ってないで連絡して回るぞ。
誰が残ってるのか教えてくれ」
「はぁい。えっと、まだの人はね…」

■内緒の時間(吹雪士郎)
「はー、やっと自由時間になったぁ…」
「名前ちゃん、お疲れ様」
「!? し、士郎君…!
ごめんね、だらしないところ見せちゃって…」
「ううん、白恋の皆と合宿するのとは訳が違うから疲れるのは仕方ないと思うよ」
「いやぁ…プレーヤーにそれを言われてしまうと何とも…。
それよりびっくりした、ベランダ越しに話しかけられると思わなかった。
何も考えずに部屋使ってたけどお隣だったんだね」
「うん、まぁ普通に考えて駄目だと思うけど監督が『同中だし大丈夫デショウ』って」
「(何が大丈夫なのかあの人…)
えっと…、うん。他の中学の子達よりは大丈夫かな…?」
「半分同感、半分遺憾かな」
「え?」
「ううん、何でもないよ。
白恋サッカー部より先に名前ちゃんと合宿するなんて思わなかったなって」
「あっ確かに!楽しそうだよね、他の中学の子達みたいにお揃いのルームウェアとか作ってくれないかなぁ…。
…いや、スポンサー的に兎デザインがどこかに入るから男の子達はあんまりか…」
「姫の事だからフードに耳が付きそうだね」
「か、可愛いけどアツヤ君が暴れ出しそうだね…」
「ふふ、そうかもね」
「そう言えば士郎君の今の格好、大人っぽい感じだね」
「背伸びしてる?」
「っううん!ユニフォームも制服も、白恋は可愛い寄りだから…その、格好良いよ!」
「ありがとう。
名前ちゃんもそのルームウェア可愛いね、
暖色系が凄く似合ってる」
「あ、ありがとう…何だか恥ずかしいなぁ」
「僕も」
「嘘ぉ…」
「嘘じゃないよ、他の人に見られる事とかあんまりないしね。
だから、お互い今のこの時間の事は内緒にしない?」
「あ、そうだね…確かに。
部屋の配置の事とかもあるしね…」
「うん」
「じゃあ、2人だけの秘密だね。
わぁ、何かそれもドキドキするなぁ…!
あっ、アツヤ君にもだよね?!」
「勿論、内緒にするよ。
ベランダに出るのも控えるように付け加えておくから、また気を付けながら息抜きしてね」
「あ、ありがとう…(うぅ、恥ずかしい…)」


■〇型クッション(基山)
「タツヤ〜、今ちょっと大丈夫?」
「名前?どうかした?」
「うん、ヒロトとの連携の事で…、あっルームウェア変えたの?可愛い!」
「可愛…っ?そうかな…(リラックス出来そうって観点から選んだんだけど…)」
「うん、良く似合ってるよ。…じゃなかった、連携の話なんだけど」
「連携か。じゃあ本人を交えた方が良いね。
…と言いたい所だけど、ヒロトがジュース買いに行くとか言って出てしまって。
もうすぐ帰ってくると思うから部屋で待っておく?」
「良いの?うーん、でもヒロトだし『勝手に入るな』とか怒って話を取り合わないとかにならないかな?」
「今は俺の部屋でもあるから何とかなるんじゃないかな?」
「…そうだね、同じ永世だし何とか許してもらおう。お邪魔しまーす!」
「どうぞ。」
「私の割り当てられた部屋でも思ったけど、お日様園と違って勉強机がない分 広い気がするねー」
「確かに、別途と机で大体部屋のスペースが埋まってしまうから…。
まぁその分、椅子がなくて床に座るしかないんだけど。
はい、クッション」
「ありがとう。へぇ、タツヤのは星型なんだ!可愛いね」
「うん…俺とか男が使うのにはちょっとどうなのかなって思ったけど」
「良いんじゃない?色が大人っぽいし違和感ないと思うよ」
「そうかな」
「うん。私の所は猫の顔の形してた」
「可愛いじゃないか。名前、猫好きだろ?良かったね」
「うん…でも、可愛いから座れていないんだよね。
もう抱っこしてお腹冷やさないようにするしかない…」
「えぇ…クッションの意味が…」

■庶民派orグルメ(吉良)
「あっヒロト君じゃん」
「げっ、名前かよ…」
「反応酷くない?私ヒロト君に何かしたっけ?」
「…別にィ」
「んじゃ良いや。所でルームウェアは黒くないんだね!」
「お前、俺の事どういうイメージで見てんだよ…」
「んー、真っ黒かストライプ?だからユニフォームとか正直新鮮」
「そればっか着てる訳ねぇだろ。そう言うお前はいつもより随分大人しい色じゃねーの」
「青色が?…そう言えばいつもは暖色が多いかも?
でも寝る時には気分を落ち着かせて良いらしいよー」
「落ち着いてねぇじゃん…」
「まだ寝ないからね!今からデザートタイムでーす!自販機アイス結構イケるよね」
「はっ、太りてぇの?」
「監督がもうちょっと食べなさいって」
「食う物の内容が違うんじゃねーの…」
「えー?野菜は好きだから食べるんだけどさぁ…合宿所のお肉、なんかゴムっぽくない?
弾力ありすぎて噛むの疲れちゃって。
あっ、ここだけの話にしておいてね!」
「あー…。まぁ確かに分からなくはねぇけどよ」
「豚とか牛だったからかな…鶏肉とか出たらちゃんと食べるのになー」
「あん?鶏とかパサついてんだろ、パスだパス!
このゴッドストライカーにそんなモン出した日には天罰が下るぜ!」
「えー美味しいのに。ヒロト君とは舌の感覚が違うのかな?」
「あったり前だろ?お前と一緒にされちゃたまんねぇな」
「ちなみに自販機のアイスどれが一番好き?」
「は!?急になんだよ…」
「指差しね!イッセーのーでっ」
「「コレ!!(同じ味を指す)」」

■王帝ルームウェア(西蔭)
「西蔭君、いたいた」
「…名字か。何か用か」
「合宿終盤だから、皆で集合写真撮ろって話になってて。
野坂君と手分けして探してたの」
「写真?ユニフォームや練習着ともかくこの格好で集まるのか…」
「まぁ発案者稲森君だし、正式なものでもないから参加は自由だけどね。
野坂君は肯定的だったから西蔭君も一緒かなって…」
「…参加しないとは言ってない」
「そうだったね。じゃあこっち、多目的室でみんな集まってるから。
良い思い出になると良いね」
「…名字は参加しないのか?」
「うーん、野坂君と西蔭君のルームウェア、色違いでお揃いだけど…私のは全然別って感じで仲間外れ感あるから微妙」
「…下らないな、他の連中も違う服だろうが」
「そうなんだけどねー」
「…、このパーカーでも被っておけ」
「え?」
「写真に写るのなんて一部だ、着ておけばそれらしく見えるだろう」
「…良いの?」
「お前が写りたくない理由がそれだけなら、使えば良いだろう」
「本当?…ありがとう!お言葉に甘えるね」
「…サイズ感は酷く違うけどな」
「もう、一言余計だよ!」

■思わぬお茶会(亜風炉)
「照美君、お疲れ様〜。
自由時間の時に申し訳ないんだけど、明日の練習の事でちょっと良いかな?」
「ああ、構わないよ。名前こそお疲れ様。監督からの伝言かな」
「さすが話が早い!それなんだけど…」
「まぁ立ち話もなんだから入って来なよ。
同室メンバーは違う所部屋に遊びに行っているし、丁度お茶を淹れた所だから君もどうだろう?」
「えっ、良いの?」
「どうぞ」
「ありがとう、お邪魔します〜」
「備え付けのクッションがあるからそこに掛けると良いよ」
「わ、おっきいビーズクッション!
これ気持ち良いよね…私の部屋にはないから羨ましい。
照美君の座ってたその色もとっても素敵だね!」
「確かに、真っ赤という訳でもないし上品な色だね。選んだ人のセンスが良かったのかも知れない。
…さ、名前も遠慮なく使って」
「うん!…おぉ、沈むけど私の体にフィットする〜気持ち良い!」
「確かに、座っていても体に負担が少ない気がするね」
「うん…これは…油断すると寝てしまう危険性があるね!」
「ふふ、じゃあこれは眠気覚ましかな。はい、どうぞ」
「ありがとう!照美君の紅茶美味しいよね〜、今度淹れ方教えて欲しいな」
「僕のやり方で良ければ」
「勿論だよ。…あ、そうだ!非常食用にお菓子持ってきてたんだった。
これをお茶請けにしない?」
「良いタイミングだし、名前の選ぶお菓子が美味しいのは知っているけれど良いのかい?
非常食がなくなってしまうよ?」
「また買うから大丈夫!」
「そう。そう言う事なら頂こうかな」
「どうぞどうぞ。(う〜ん、何だかくつろぎ過ぎて伝達内容忘れちゃいそう…!)」


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