皆様、今日はHalloween!!
ここは室町ですが、『もしもそんな習慣があったら』、そして『CLでTrick or Treatするなら』と言う管理人の妄想から生まれた小話です。
時代錯誤な上に悪ふざけに近いですので、琵琶湖くらい大きな心をお持ちのお嬢様方のみ閲覧下さいψ(`∇´)ψ
では、どうぞ〜!











【土井×きりの場合】

「先生っ、とりっくおーとりっく!」
「…きり丸、間違えてるぞ」
「えっ、そうっすか?何だっけ」
「トリックオアトリート、だろう。教えた筈だ…」
「まぁまぁ、細かい事は気にしない。で?どうするんです?お菓子か悪戯か。でも安月給だから―」
「一言多い!ほらっ」
「えっ、うわっ!水飴だ♪くれるんですか!?やったーっ!」
「…お前は?私に何もくれないのか?だったらー」
「なっ、何言ってんすかっっ!!この俺がっ、誰かに何か“あげる”なんてっ、そんっな恐ろしい事ー」
「…はぁ、そうだな」
「幾ら先生でもっー」
「うん、分かった。分かったから落ち着きなさい。はぁ〜、お前の将来が唯々心配だよ」
「タダっ!?先生、今何てっ!?」
「だから落ち着けって!!あ〜胃が痛い…」





【留×伊の場合】

「留っ、トリックオアトリート!」
「おう、何だ伊作、その帽子?南蛮物か?今忙しくてな、ちょっと待っててくれ」
「…ねえ、聞いてた?ちょっと、アヒルさんから手を放してー」
「これすぐ直さないと駄目なんだよ」
「すぐって、でもー」
「作、金槌取ってくれ!サンキュー」
「…悪戯決定。留、口開けろ」
「む?何だこの飴玉…美味いけど。お前が作ったのか?」
「…さあ、でも気をつけてね。後一時間もすれば…ふふふ」
「…何だよ?おいっ、伊作!?ちょっと、待てよっ!」
「留の修理馬鹿〜!ハロウィンだろっ!雑渡さんとこ遊びに行ってやる〜っ!」
「待てっ、馬鹿はお前だっ!!て言うかお前、俺が菓子よこせって言っててもどの道コレ渡すつもりだったろ!!伊作っっ!!!」





【文×仙の場合】

「今日ハロウィンとか言う祭なんだろ」
「私も菓子を強請ろうかな」
「そもそもどう言う祭なんだ、知ってるか?」
「何だ、知らぬのか。仕方ない、この私が教えてやろう。収穫祭とも言ってな、子供等は菓子を貰う代わりに悪戯しないと約束する。他には、南京をくり抜いて顔を作ったり、こうやって遊ぶそうだ。…よし、これで良い」
「…おい、説明しながら何で手縛った?」
「知りたいんだろう。生憎林檎は無いから…そうだな、代わりにこれにしよう。よし文次郎、手を使わずに口でこれを取れ」
「…仙蔵さん、これって宝禄火矢っすけど」
「はい、そうですが?」
「これの何が、楽しいんだ?」
「滅茶苦茶楽しいぞ?ほら、早くしろ」
「…南蛮の奴らって、趣味悪いんだな」
「私とは気が合いそうだがな」





【利×こまの場合】

「利吉さ〜ん!トリックオアトリート!!」
「…済まない、全然分からないんだが」
「え〜っ、もうこれだから秘境に住んでる人はー」
「殴られたいの?」
「まぁいいや。じゃあどうせ何もお菓子持ってないでしょう?」
「うん?」
「…じゃあサインして下さい」
「ああ、…はい」
「はい、確かに!えへへ、これで晴れて夫婦ですねぇ♪」
「は?」
「これ、婚姻届ですよ〜」
「!!!!!」
「…なんちゃって〜!びっくりしましたぁ?悪戯ですよ〜」
「…小松田君、君は菓子持ってるのか?」
「いーえ?」
「じゃあ私も悪戯しても良いんだな?」
「え、わあ!ちょっと、どこに行くんですかぁ!?下ろして下さいよ!」
「明日仕事休みなんだ。…今日は泊めて貰うから」




お粗末様でした!!
Happy Halloween!!





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