2 ACUTE
【 2 NOTE 】



気のせい…幻覚 だろうか。



僕が穴に落ちる寸前に、



制御魔法のカードをだれかに取られた面影が。



しかも



白いウサギの泥棒ウサギ。



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目が覚めると、僕は灰色の浮遊間に居た。


『ナイトメア…』


僕の前に姿を現したのは夢魔であるナイトメア=ゴットシャルクだった。


(ということは此処は夢の中なのか…)


「そうだ。君は察しがいいね、ワンダーランドへようこそ リナリー」


(僕の名前を知っている・穴から異世界へ・ウサギの面影)

       ↓
(アリスと同じ状態…なのか)


(いや 待てよ。ハトアリはプレイ済みだが誰も僕を呼んでいないはずだぞ。


 (僕には愛した時間も数字もいない)



「君は呼ばれたんだ。アリス=リデルによって。」


メアはいつの間にか僕の目の前に居た。


そして驚きの言葉の文字列をはなった。



「君はアリスの後悔、つまりハートによって連れてこられたんだ」


……は?


『僕がアリスの後悔?ハート?』


あぁとメアが言う。


(なら僕にもルールがあるはずだ。)


「鋭いね…。君のルールはこうだ」


”アリスの後悔を消し去る方法を見つける”


(後悔、つまりアリスはこの世界に残ったのか…?)


「そうだよ。さぁ起きる時間だ…起きると驚く光景が広がっているだろう」


…驚く?


ワンダーランドに来て夢魔まででてきたんだ。


これ以上驚くことはない。


…はずだった。


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