独想



白い木馬に蓮の花が咲いた
足を濡らす水はまだ青く
私はそれに跨がって
揺られて揺られて目を閉じて

お眠りなさい私はいい子
あなたはきっと夢を見るわ
だから目を閉じてお眠り今は
白馬の上には独りでも
きっと会えるわ


夢を見るの
白い木馬に蓮の花が咲いた
私はそれに水を与えた
するとほらどうでしょう
花はいつしか翼になって
あなたはペガサス
風を抱いて
飛び立つの私を乗せて
今この瞬間から

ねえ何処へ行きたい?
誰に会いたい?


お眠りなさい私はいい子
お伽噺のお姫様のように
翼に埋もれてお眠り今は
まだ独りでも夢を見られる

ねえ何処へ行きたい?
誰に逢いたい?


夢を見るの
白い木馬に蓮の花が咲いた
私はそれに水を与えた
するとほらどうでしょう
花はいつしか翼になって
あなたはペガサス
私を乗せて
飛び立つの今この瞬間から
貴方を探して


お眠りなさい私はいい子
そうして目覚めなさいあと少し
あと少しだけ時間が過ぎて
ペガサスが木馬に戻る頃
きっと会えるわ

そんな夢を見るの
だから今はまだ

白い木馬に蓮の花が咲いた
足を濡らす水はまだ青く
私はそれに跨がって
揺られて揺られて目を閉じて




独 想


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こない初恋に憧れる、みたいなイメージでした、解りにくいけれど…
ペガサス→心臓
私→心
にして考えてみていただけると嬉しいです´`*



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