「…大きくなりたい?」
「レイヴンさんが大きい方が好きなら…大きく、なりたいです…」


(なんて可愛らしいのかしら。俺の為に、だなんてね)


「大きくしてあげようか」

なんてことを言った瞬間、アルエの表情がパッと明るくなった。
嬉しそうだが、何をされるのか分かっているのだろうか。




――ちょっと、罪悪感があるわね…。




おいで、とアルエを誘いながらも、頭の隅の方ではそんなことを考えていた。


アルエをレイヴンが宿泊している部屋へと連れていくと、先に入るように促す。
後ろ手でドアの鍵を閉めてしまうと、アルエを後ろから抱きすくめた。

「れ、レイヴンさん…?」

身を捩るアルエの耳元でそっと囁く。

「おっさんの為に胸を大きくしたいんでしょ?」

言外に抵抗するなと示されたような気がして、アルエは大人しくする。

「そ、イイ子ね」

にっこりと笑い、アルエを抱き上げ、そのままベッドへと下ろした。

「何を?」
「マッサージしたら大きくなるのよ。…ま、男からされたらの話らしいけどね」

言うが早いか、アルエの服を肩から滑らせ、落とす。



大きくする方法とは

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