――愛しいからこそ、汚してやりたくなる。


(…なんて事を考えるなんて、相当キてるな)



自嘲気味に笑い、傍で眠っているアルエの寝顔を見下ろす。


(嫌われるだろうか)


そっとアルエの頬に手を滑らせ、考える。

「何を今更…。最早失うモノなど、俺には無いのに」

未だに眠るアルエに馬乗りになり、アルエの衣服へと手を掛ける。
思いきり左右に引き千切ってやると、布の裂ける音に反応したのか、アルエが覚醒する。

「シュヴァーンさん!?な、何を…っ」
「静かにしなさい」

慌てふためくアルエに冷たく言葉を投げ掛ける。
裂かれた布の間から膨らみが現れ、二房を手で包み込む。
強弱をつけて揉みしだいてやると、アルエの口から拒否を示す言葉が溢れた。



虚栄1

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