<< >>
▼ 賑やか
「ランボ!
イーピンと遊んでろって言ったじゃないか!
もー、なにやってんだよビアンキ…」
頭を抱えて叫んだ沢田君を驚きながらも見ていると、ガチャリとゴーグルを装着したアッシュピンクな髪のお姉さんが入ってきた。
「…アネキ!」
入ってくると同時に獄寺がお腹を押さえながら叫んだので、入ってきたお姉さんがビアンキさんだと認識した。
「ちょっとビアンキ、なにやってんだよ…」
「あら、ツナ。
お昼だからリボーンにこれ持ってきたのよ」
げぇー!と叫ぶ沢田君の気持ちが分かる。…だってビアンキが手にもってる皿の上には、料理とは到底思えないモザイクものの物体Xが紫色の煙を放っている。ついでに異臭も。
「…あららのらー?
お前だれ?
おれっち、ランボさんだもんねー!」
やべぇな。と思ってみていると…ランボが私の服の裾を掴んで首を傾げていた。…鼻水たれてるよ?
「あー、私?
私の名前はクコだよ」
「クコは今日から、おれっちの部下だもんねー!」
よいしょ。と私の膝に乗ってきたランボの鼻水をティッシュで取ってあげて、部下は嫌だなー。と正直に告げると、じゃあコレやるからなれ!とゴソゴソとアフロに手を突っ込んで…大きな緑の筒状のものを取り出した。
…もしかしてコレって?
「ちょ、ちょっとそれはヤバイって!」
「あらら?」
私の隣の正一が慌てた様子でランボの筒状の…たぶん10年後バズーカを取り上げようとしたけど…それより早くランボの手が滑って、バズーカが宙を舞い…そして私に落ちた。
ある意味お約束の展開ですね。と煙に包まれながら思った。
<< >>