ガッ

　　　ガシャァンッ

　　　ビッ

　　　どささささ



夜中の学校が生々しい姿に変貌する。校舎のいたるところに血が飛び散り、人が倒れている。



　　　　＊＊＊＊



「レヴィ隊長!!
　正体不明の侵入者は まっすぐに ここに向かっています！」



レヴィの部下からの報告。



『新手か…』

「おのれ！何者だ!!」

「どんなハエがくるのか 楽しみだね」

「うﾞおﾞぉい!!」



　　　どしゃっ　　す...



「!!」

「ヒバリさん!!

　ヒバリさん… 来てくれたんだ
　本当に リング争奪戦に 加わってくれるんだ…
　あの 最強の ヒバリさんが…!!」



――最強？



「校内への不法侵入 及び 校舎の破損
　連帯責任で ここにいる全員 咬み殺すから」



突然レヴィの雷撃隊を吹っ飛ばして現れたのは、沢田綱吉に ヒバリさん と呼ばれた制服姿の少年。



「なっ オレ達もかよ！」

「あの人 校舎壊された ことに怒ってる だけだーー!!」

「あいつ本当に 学校好きな」



？
少年達の反応からすると……？



「むむ… 向こうの守護者 ではないのか？」

「どのみちガキかぁ」



あたしの心中をマーモンが口にした。



「よくも…
　オレの部下を 潰してくれたな」



あ、レヴィさんスイッチ入った…



「あなたは沢田氏側の リング保持者 ですか？　　」



チェルベッロが ヒバリさん に近付く。



「　　でしたら このような 行為をされては…」



しかし



「どけチェルベッロ　　」



動き出したのは



「　　奴はただの　　」



　　　ガッ　　ガッ



「　　不法侵入者だ!!!」



　　　ババババッ



パラボラを両手にするレヴィさんだ。



　　　ガッ


　　　どたっ



しかしレヴィさんは



「まずは 君から
　咬み 殺そうか」

「なに!?」



ヒバリさん に足を引っ掛けられて、地面にダイブした。



「おーおー かっこいいねーー」


.