獄寺隼人VS.ベルフェゴール(3/3)

 


獄寺隼人が大量のダイナマイトに火をつける。



「3倍ボム」



そのままベルに全て投げたが、ベルは無表情にそれを眺め ス・・ と一歩さがっただけだ。



   バリーン

   ドドドドドンッ




瞬間に、例の突風が襲い彼のダイナマイトは吹き飛ばされた。



「この風……
 あの機械か!!」

「風には敏感 なんだよね
 嵐の守護者だから」

「くっそ」



   ガタガタガタ

   バキャ

   バリーンッ




またも違う場所からの突風が襲い来る。
獄寺隼人は地面に伏して防いだが、ベルは悠々と立っていて、ひょいっと投げた。

画面では獄寺隼人の目の前に迫るベルのナイフが見える。
それを彼はギリギリでかわしたが、もたれた衝撃で窓が割れ教室内に転げ落ちた。



「っく しょーー!!
 どーなって やがんだ!?
 まぐれか!?」

「王子に まぐれとか ないから  」



ベルはハリケーンタービンがランダムな突風が吹き荒れる教室に足音もなく入った。



「  死ぬ程 カンタンな 話さ
 吹き荒れる 気流を読んで

 目標ライン上に そっとナイフを添える」



す・・・ と手からナイフが放たれる。それはあの風を滑るように ビュッ ビュ ビュ と流れて行き



   カッ



獄寺隼人の左頬を掠めて後ろの壁に突き刺さった。


12/02/11


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