ランボVS.レヴィ・ア・タン(1/5)

 


   ピカッ



再び暗雲立ち込めている空が光る。そして雨は止むことを知らずに降り続け ゴロゴロゴロ と怒っている。

並盛中学校の校舎の屋上には巨大な六角形の模様とその頂点と中心に立てられた巨大な7本の白い棒。



「今宵の 戦闘エリアは 雷の守護者戦にふさわしい 避雷針のエリア
 名付けて エレットゥリコサーキット」



チェルベッロの二人が単調に喋る中



   ドォンッ



物凄い爆音を伴い中心の避雷針に雷が落ちた。



   バババババ



『!!!』



「このエレットゥリコサーキットの床には 特殊な導体が はり巡らされていて
 避雷針に落ちた電流が 何倍にも増幅され かけ巡る仕組みになっているのです」



チェルベッロの向こう側。

並盛の側は相変わらず賑やかでガキ臭い。なんか、見ているこちらが萎えてくる。



雷の守護者は 中央へ
 対戦相手は 2時間前からお待ちです」



チェルベッロに促されている。

って…



『またレヴィ 2時間も前から?』

「しんじらんない」

「君達とは違って不器用な男だからね」

「とっとと終わらせろぉ!!」

『言わなくても、勝負は見えているわよ』



レヴィがそこに2時間も前から立っているにもかかわらず、円陣を組んで、なにやら牛柄の子供にゴニョゴニョと言っている沢田綱吉。
今更、なにか教え込んだところで勝敗は目に見えているのに。
そして、牛柄の子供が トタトタ とサーキットまで歩いてきた所で声が響く。



「それでは 雷のリング レヴィ・ア・タン VS. ランボ
 勝負開始!!!



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