邂逅(1/3)

 


「しかし 思ったより 骨のない 連中だったな
 楽勝だぞ!」



集まった少年たちの中、拳を握りながら一人の少年が喋った。



「そいつは 甘えぞ
 こいつらはヴァリアーの中でも下っぱだ 本当に恐ぇのは…

 !
 くるぞ…!」



リボーンは何かの気配を感じた。



   バッ



「!」



突如、林の中から何かが飛び出してきた。



   ダンッ
 
   ドンッ




それは殺気を放つ大柄の男。背中には棒のようなものを何本も背負っている。



「………
 お前達が やったのか」

「!!」

「雷のリングを持つ 俺の相手は
 パーマのガキだな」



彼に睨まれた、パーマのガキは ゴクリ と息をのむ。



「邪魔立てすれば 皆消す」



スッ とレヴィは後ろに抱えていたものを手に掴む。すると、少年達の一人はダイナマイトを抱え、一人は竹刀を持ち、一人は拳を握った。



「待てェ レヴィ!」

「!」



レヴィの後ろからは



   バババ



同様の黒い服に身を包んだ集団が現れた。



   バーッ



「一人で狩っちゃだめよ」

「他のリングの 保持者もそこに いるみたいなんだ」



そしてマーモンとリボーンは無言で睨み合う。



「うわわわ……
 こ… こんなに……!」



あたしも顔を覗かせて下を見ると、この間の少年が、やはりすくんでいる。



「ゔお゙ぉい」



   ザッ

   ドン




「よくも だましてくれたなぁ
 カスども!」



スクアーロが前に出る。



「で… でたーーっ」

「!」

「あんにゃろう」

「雨のリングを 持つのは どいつだぁ?」

「オレだ」



スクアーロの声に答えて、一歩前に出て来たのは、この間スクアーロにコテンパンにされた刀を使う少年。



((あ……あの子♪))

「なんだぁ てめーか」



   チャッ



「3秒だ 3秒でおろしてやる」



剣を用意したスクアーロは、また大口を叩いていた。
そんな彼に ガッ と左肩に手をのせられ



「のけ」



前に出て来たのは



「のけっ」

「ゔお゙ぉい!
 てめーは カンケー ねーだろ!」

『まあまあ、スクアーロ
 のけ』

「てめーもかよ、雪歩!!」



   ザッ



「でたな… まさかまた 奴を見る日が 来るとはな」



下で密かにリボーンが吐いた言葉はあたし達まで届かない。


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