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　風とか火とか、水とか。竜っていろんな力を持ついろんな種類がいるじゃん、と彼は言った。もしかしたら竜は、人よりももっと自然に近い存在で、精霊みたいなものなのかもなあ、って思ったりするんだ。
　ほう、と竜は頷く。ならば、わたしは何の精霊だと思う？　昼寝の精霊かな、と、間髪入れずに彼。いつ見ても気持ちよさそうに寝てるんだもん。
　屈託なく、にっこりと彼は笑った。

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