- ナノ -
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いつ、どんなことが起こるのかは竜にもわからない。明日、翼が動かなくなっているかもしれない。眠ったまま、目が覚めないかもしれない。時に理不尽なほど、終わりは急にやってくる。
たとえ目指すものに到達できなかったとしても、一歩でも近づけるようすごせたなら、一日一日を出来うる限りよきものにできたなら、後悔はしないだろうか。竜はそう考えながら、風に翼を乗せた。
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