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　私ももう少し若ければ竜に乗ってみたかったのう、とその人間は朗らかに笑った。まあなにはともあれ、若いもんが竜に乗って元気に飛び立って行くのを見ると、私もなんだかちからがわいてくるんじゃ。人間は杖を椅子に立てかけて立ち上がり、背筋を少し伸ばす。空の話を、聞かせておくれ。そばにいた竜にそう言って、にっこりした。

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