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 やっぱり、こうしてるとなんかすっきりするのよね。そう言いながら、彼女は竜の鱗を丁寧に磨いた。竜は抵抗するのも疲れた様子で、されるがままになっている。すぐに汚れてしまう、と力なく呟く竜に、そしたらまた磨くから、と誇らしげな彼女。鱗磨きが趣味の人間なんて聞いたことない、と言いながらも、竜は少し、うれしそうだった。


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