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- ナノ -


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 人間ってのは便利なもんで、背負ってれば、重いもんでもいつかなんとなく慣れてしまうんだよな。旅人は笑って、大きな荷物を肩に掛けた。だがたまには、誰かに頼るといい。竜はかがんで、旅人に背中を向けた。荷の肩代わりはできなくても、肩を貸すことはできる。
 旅人ははっとしたように竜を見た。そしてありがとう、とほほえんだ。


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