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- ナノ -


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 空を飛べる君なら、この海の向こうに何があるか知ってるんだろうな。少年は竜の背を撫でながら呟く。みんな、海は危ないって言う。それでも渡ってみたいんだ。まだ知らないすごいことがあるかもしれないもんね。沈んでゆく太陽が、海にひかりの道を作っている。少年を招くように、そのひかりは揺れていた。


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