あとがき。
- ナノ -


あとがき。


 後輩への引継ぎも無事終わり、さあ後は受験を成功させて卒業するだけだと思っていた私が、まさかの文芸誌復活ですよ! そして本文ページ数=あとがきページ数。今までの私の作品を読んでくださっていた方は、さぞかしびっくりされたことでしょう。けれども文章とはページ数ではなく、あくまで内容なのです。と今更ながら言ってみる。
 そんな私の「あこがれ」についてちょこっと。私があこがれる存在、それは今も昔もまったく変わっていません。それは「勇者」です。あ、そこのアナタ、今笑いましたね。笑ってない?
 はたから見るとこれは相当マヌケというか、オサナイというか……なんだかなーという感じなんでしょうけれど、私にとってこれほどあこがれるものってたぶん他にありません! なんだかこう、剣や魔法なんかで魔物たちとカッコよく戦う「勇者」のことについて考えると、心の中が……否、心自体がゴウって燃え上がる感じがするんですよ! ワクワク、どきどき、心がおどりだして、自分にとって困難なあらゆることでも、よっしゃやろうとテンションが上がってくる。どんなことでも楽しんでやってやる、という気持ちもわき上がってきたり。
 オンナノコならむしろ勇者様と結ばれたい、というところに「あこがれ」がきてもおかしくないのですが……そんなことは1つもありませんね、はい。「勇者」になりたいですね、本当に。あ、そこのアナタ、また笑いましたね。笑ってない?
 でもそのおかげであらゆる苦難も乗り越えてこれたし、このごろでは少し早いですが進学先の大学も決まりました。心の底からあこがれることのできるものって大切です。
 これでほんとに最後ということで、あとがきは少しはじけてみました。この春、新たな一歩を踏み出すすべての人にこの元気が届きますよう。
 三年間本当にありがとうございました!




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