春をむかえる
2022/03/13 20:44
こんにちは。
もう３月もなかばですね。
このくらいの時期になると、ずいぶん空気がほんわりしている日が増えてくるものです。
寒さを感じる日でも、空気に以前のような鋭さをあまり感じません。
今日、私の住んでいるあたりでは、
おひさまは出ていなかったものの、窓を開けていても平気なほどのあたたかさでした。
温暖化が進むと、季節が急激に移り変わり、春や秋がなくなるといった話を聞いたことがあります。
これも温暖化の現象のひとつなのか、夏は子どものころより暑さが厳しくなり、
雨は激しさを増し、秋の台風のたどる道も変わってきたように感じます。
しかしまだ、春も秋も私たちのもとに訪れてくれている。
それをとてもうれしく思います。
秋のはじめに、むかしよりも受け取る秋からの便りが少しずつ多くなっている、という話を書きました。
それは春も同じようです。
いつのまにかあたたかくなって、いつのまにか桜が咲いて、いつのまにか春になっていた気がするむかし。
でもいまは、梅の花が咲いて、空気や風や雨にあたたかさが出てきて、
おひさまが明るくやさしくなっていくこの感じから、
もうすぐ春だよ、もう春だよ、と春からの便りを受け取ることができます。
ふしぎなことですね。
月日が経ち、何度もめぐる季節をむかえることで、その変化への感覚が研ぎ澄まされてきたのでしょうか。
そうだとしたら、これからもっと年月を重ねていけば、
より豊かに季節からの便りを受け取ることができるかもしれませんね。
それはとてもすてきなことです。
でももし、ほんとうに夏や冬しかなくなってしまったなら、
季節からの細やかで愛らしい便りもきっととだえてしまいます。
私にもできることはあるでしょうか。
身近なところからはじめていけるといいなと思います。
春は私の、いちばん好きな季節です。
なにかがはじまるようなわくわくと、ちょっぴりの不安。
空を飛ぶことがもしできるのならば、こんな感じじゃないかなあとよく思うのです。
今年も春からの便りをたくさん受け取りました。
春をむかえる準備はもう、ばっちりです。
みなさんもよき春をおむかえください。
それでは、今日はこのあたりで。
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