倉持とカキ氷



※倉持、彼女ともに2年生です



夏も終盤。
明後日から2学期が始まるってゆうのに
青道野球部員で宿題が終わっている人なんかごく僅か。
まあ今年に至っては夏の予選が終わってからも問題が山積みやった、っていうのもあるんやけど…。
まあもちろん今日も練習あるし、っていうか現在進行形で練習してるしね。
で、私らマネージャー陣がなにしてるかっていうと、高島先生の提案でカキ氷の機械を外に運んでるところ。
暑いしカキ氷でも〜って。

で、そんなこんなで今回もこうゆうのには敏感に察知するってゆうかなんてゆうか。
御幸は既にこっちみてニヤニヤしてるし。
いちいちそれをノリ君たちに伝えにいって。
こんな時に監督はいったいなにしてるんや…。
てことで御幸は一番最後。


そして戻った監督から休憩の合図をうけぞろぞろと寮の方に戻ってくる部員。
何人かの部員はもう気づいてるみたいで
「カキ氷っすか!?」
「え、今から!?」
と、喜びの声。
こうゆうの聞くと運んでよかった、って思うよ。

「よし!じゃあ作っていくからマネージャーの前に並んでいってくてる?奏架ちゃんあとは任せていいかしら?」
「あ、はい!任せといてください!
じゃあもう学年関係なしでどんどんきて!
氷溶ける方がもったいないし!
よし!春市くん!おいで!何味にする?」

私は手始めに春市くんを誘う
や、沢村くんかわいいし沢村くんにしようと思ったけど春乃おるし…

「えーっと、ブルーハワ「俺イチゴ!」

そしてそんなかわいい沢村くんの次に私推しな春市くんのセリフを横どったのは倉持。

「ちょ!倉持!
今春市くんに聞いてんの!
倉持にはきいてへん!」
「は?俺関東の人間なんで関西弁わかりません〜。」
「はぁ!?いつもこれでしゃべってるわ!
これわからへんのやったらゾノくんとは
一生喋られへんわ!」
「うるせー!ほら、はやくイチゴ」
「つくらへん!春市くんブルーハワイよな?
ちょっとまってな。今から作るから」

そして倉持の言葉を無視して春市くんのカキ氷を作る。
えこひいきでちょっとシロップ多め。

「はい、どうぞ。」
「ありがとうございます!」
「いえいえ〜。はい次倉持〜。
っておらへんし。」
周りを見渡すと御幸たちの方へ戻って談笑中
なんやかんやで1年生に先行かせてあげてるんよな、あいつらも。

そして最後の1人でやっと倉持。
氷余ってもしょうがないからって多め。かなり。
だったら私だってたべたいっつーの。
だから冗談で言ってみた

「倉持、あーん」

そしたらみるみるうちに赤くなる倉持の顔。
いや、むしろたぶん私も赤い。

「倉持顔赤いんやけど。」
「や、お前もなかなか赤い」
「イチゴだけに」
「ぜんぜんうまくない。
関西人のくせに。」
「関係ないわアホ!
女の子があーんゆうたらさっさと
あーんするのが男やろ!アホ!」
「はいはい。あーん。
奏架ちゃん、あーんは?」

………

自分で蒔いたタネにやられてしまったのは
絶対に倉持には内緒。





(倉持とカキ氷)
「あとで倉持しばく」
「賛成」



あぁ!もう、完成遅い上にぐっだぐたで、、、
申し訳ないです。



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