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そのまま両者大量得点することなく俺たちは14ー7で敗北。別に沢村の肩をもつとかそんなんじゃないけど6回から9回まで投げて3失点。あの強力な桐生打線をあのストレート一本で3失点に抑えたということ。認めたくないけどきっと御幸のリードがあってのこと。
今年こそ。甲子園。
だけど今日の試合を乗りきって安心している場合じゃない。甲子園にいくためには明日の対戦相手の稲実に勝たないといけない。
そしてその稲実戦の先発はノリ。丹波さんかと俺は思ってたけど丹波さんは修北戦の先発となった。
その日の夜。倉持と御幸に一緒に自主練しようと誘われたが俺は 食堂へ向かった。
あいつのことなら食堂で今日の試合まとめてるよな…。
「 奏架。」
「奏哉。どうかした?」
案の定食堂にいた 奏架。
「今から言うこと別に 奏架のせいでもないしなんでもないからただ聞いててほしい。」
俺が真剣に話すからか 奏架はもっていたケータイをポケットにしまう。
「なに、どうしたの?」
「俺が、
捕手に戻りたい。
って言ったらどうする?」
「戻ればいいと思うよ。
え?なに。もしかして最近調子悪かったのってこれが原因だったりする?だとしたら奏哉の思い込みすぎだよ!」
返ってきたのは予想外の言葉で。
「悪かった原因がこれだけかどうかは分からないけど悩んだのも事実。」
「そっか。
そりゃ私に言いにくいはずだよね!
なんてったってやめた理由は私にあるっていっても
間違ってないんだもんね!」
(今年こそ。甲子園)
この回を長く書こうと思ったのですが
ケータイの調子が悪く書きづらいので次回、
奏哉が捕手をやめた理由が分かると思います!
もったいぶるだけぶってますがそんなに大事な事ではないので!(笑)
期待のしすぎにご注意を(笑)
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