09






そして1年生の攻撃。
あの降谷くんの投げた球一球で上級生の攻撃を1点に抑えた。
さすがにこれにはびっくりだな…。
一球で上級生の流れをぶったぎる。なんて。

そしてこの回から丹波さんは降板。
勿論、夏までにきっちりと仕上げてくる
という前提で。まああの身長があるんだもんな。
カーブがきまりだせば、まぁ。全国でも。











バッターボックスにいるのって…
「倉持。あれ、沢村?」
「ヒャハハ!あいつでてんじゃねーか!!
しかもすんげー踏み込んでるぞ!!
つーか、大味すぎんだろ!タイミングあってなさすぎ!!!」
よく喋るなぁ。ていうかよくここからそんなに見えるな。
「おい、思ったこと口にでてんぞ。
まああのスイングじゃノリの球はうてねぇな〜」
「それはそうだろ。タイミング違いすぎる。
あ。」
キャッチャー弾いた。


「まだだ!キャッチャー後ろに逸らしてるぞ!」


声が聞こえた。



そしてしかもその声に気をとられていたら


セーフ

の声が。




「降り逃げ?ヒャハハ!あいつ降り逃げだ!!」
「でもすごい転がってるけど。
てゆうか倉持よりもはやいかもね。」
沢村は声につられて走って。というか最後は転がって。だけど”ギリギリ“セーフ。
せめてヘッドスライディングにしたらいいのにと思ったけどあえて言わないでおこう。
倉持に突っ込まれても面倒くさいし。
「おいおい、それはないぜ、奏哉くん。」
「思ったこと言っただけ。てゆうか又心の声もれてた?
まあでも。やっぱり面白いね。今年は。」













(やっぱり面白いね)
てゆうかあの声聞いたことある気がする。


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