ジコチューと純血 [ 16/16 ]

時間枠は2年生ぐらいで1年生にレギュラス、7年生にルシウスとなっております。捏造なのでできれば突っ込まないで欲しいです…
本編とは関係ない番外編、一応知識として読んでいただければ幸いです





「第一印象は普通だった」

「酷いな、私はトーノの事を高く評価しているのに」


スリザリン寮の談話室、ここにいるのは私、ルシウス、レギュラスの三人だ


「レギュラスも普通かな、兄のほうは最悪」

「僕も普通ですか」


クリスマス休暇、冬休み、呼び名はどうでもいいがスリザリン寮に残っているのは私達以外に数人しかない


「ん、そういえばルシウスは帰らなくてよかったの?シシーが残念だって言ってた」


シシー、つまりはルシウスの婚約者ナルシッサのこと。ルシウスはなぜか婚約者を帰しここに残ったのだ


「ホグワーツ最後のクリスマスだからな、卒業してからは嫌でもあそこのパーティーに出るんだ。今年ぐらいはいいだろう」

「ふーん」

「先輩のおかげで僕も帰らずにすみましたからね」

「シリウスのせいでレギュラスが大変だもんねー」

「同感だ」


あの駄犬がグリフィンドールに入ったせいでブラック家の風当たりが強くなってしまった。
それだけじゃなくブラック家の中でもかなり酷い喧嘩が起きてしまっている。(あれが喧嘩と言う言葉ですんでいいものなのかは謎だが)

去年はベラ(ベラトリックス)がシリウスを殺さんばかりに激怒してたからね、うん、すごかったあれは、アンドロメダとナルシッサも もの凄い怖がってたもん。


「ま、レギュラスにはトーノさんがいるから安心しなさい。ほらマシュマロ食べて」

「先輩、(マシュマロ)ありがとうございます」

「…あくまでもマシュマロに対してのお礼なんですね、(わかります)」

「私もいるからな」

「ルシウスはだめでしょ」

「何故だ?」

「シシーがいるし、(それに…)」

「シ、ナルシッサとレギュラスに向ける愛は違うものだろう!」

「先輩、ナルシッサさんのこと愛してるんですね」

「レギュラスに向かって愛とか言わないで。キモい」


ルシウスは逃げられないのだ闇の帝王から

ルシウスは例のあの人のに仕えることに抵抗はない、それはレギュラスも一緒だ。ただ真実を知っているか知らないの違い。


「でも、よかったルシウスに愛があって」

「先輩?」


私とルシウスしか知らない秘密、ルシウスの親も闇の帝王も知らない


「なんでもない。ね、ルシウス先輩?」

「…そうだな」

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