ジコチューと日本人 [ 9/16 ]
そこでここの場面は終わりだと思っていた。でもどうやら続きがあったようだ
「ヤヅキミヤ・アキラ!」
ガタッ!
「トーノ?大丈夫か?」
「え、えぇ。大丈夫」
それは懐かしい響きを持った、名前だった。
夜月宮、この世界で日本の事を調べまくった私には聞き覚えのある言語
もう数人しか残っていない生徒の中で黒髪、黒目、周りと比べると背が低めの男子生徒が組み分け帽子に向かう。
「東洋人、か?この時期に珍しい」
「そう、ですね」
長い方だったと思う、そう私が感じただけかもしれないが彼の寮はなかなか決まらなかった。
「スリザリン!」
少し、ざわめきが起きた。まるで哀れむような、動揺するような
だけど彼はある意味こっちでいう純血だ、混血かもしれないが少なくともマグルではない。
放心状態になっていた私はその後どう眠りについたか全く覚えてない、でもきっと彼によって私はこれから始まる学校生活は退屈しなくていいのだ原作では描かれていない【人】、そして日本人。十分すぎる要素がある。
自分が楽しむため、そうだそれが私の生き方。もう決めたんだ
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