ジコチューと虹蛇 [ 5/16 ]

その後二人の杖を買い、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店、マダム・マルキンの洋装店を見て回った。

すでに買い物を終えたトーノは二人におすすめの本を教えたりして時間を潰した。


「トーノありがとう!本当に助かったわ!」

「いえいえ、私がいなくてもきっと大丈夫だったと思うよ。だいぶセブルスは知ってたみたいだし」


この短期間で互いを名前で呼び合う事になってしまったトーノはしみじみ子供って怖いと思った。

別れ際にトーノがスネイプに「デートの邪魔してごめんね」と言って顔を真赤にして必死に否定していたのは記憶に焼き付けておくことにする。



リリーとスネイプから別れた後、トーノは魔法動物ペットショップに訪れた、彼女達はふくろうなどを買う予定がなかったため行けなかったのだ。

そこでトーノは白い肌、赤い目をもつ美しい生物に目を奪われていた。


「(ジーーー)」

〈ジーーー、買って?〉

「すみませんこの子ください!」


余談(?)だがトーノはパーセルタンクもどきだ、蛇と話すことはできないが言っている事は理解できる。もともとローレン家にもパーセルタンクはいたが話すことができないのはトーノだけだ。


ああヤバいなにこの子かわいい、ペットで蛇っていいんだっけ?あぁでも反対されても絶対に連れて行かなくちゃ可愛すぎるんだもの。


〈♪〉

「あぁほんとかわいいどうしよう、名前は…そうね、ユルルングル。ルルンね」


…若干トーノのセンスがずれているのには突っ込まない。

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