オトナカワイイ | ナノ


その後2

机の引き出しの中からドラッグストアの紙袋が出てきた。中には例のアレが入っているらしい、こちらにパッケージを見せて恥ずかしそうに目を泳がせた。

「一応準備。してありました。えへ……」
「ありがとうございます、先生!」
「お、お礼を言われるようなことでは。でも、はぁ……買うの凄く緊張しました。だってこの町の人はほとんど顔見知りだから。レジの店員さんなんて俺の同級生だったんですよ?笑われちゃいました」
「(現場見たいなあ!)そうだ、ならネットで頼むのはどうですか?」
「!なるほど、その手がありました」

箱を開封して一つ取り出す。チノパンの前を開けて下着に手をかけたところで私の視線に気がついた。

「はあ……見るのは、もう仕方ないですけど。そんなじっとはやめてください、恥ずかしいです……」

と、言われると……。
辱めたくなる性質が刺激され、おずおず装着する様を観察せずにはいられない。半ば慌てながら先端にかぶせるとするする根元まではめきった。

「羽美さんっ。まじまじ……やだ、うう……」
「すみません。私こそ、つい!」
「 もう。見られると体もっとあつくなっちゃうんで、俺……。困ります」

と言いつつふとももにぴたりとくっつけられた若先生のは宣言通り熱くって興奮が伝わる。そっと触れてみると本当に驚いたらしい、先生の体が震えた。

「っあ、だめです、今、俺……〜すごく、感じやすくなってて」
「(そうかそうか!)」
「ひっ……ちょ……っぁ……あのぉ……〜〜!!」

なでなでしてみる!先生の呼吸は浅く小刻みに変化して、さらに涙目になっていく。なかなかやめない私にいよいよ腹をすえかねたのか、か細いトーンで抵抗の言葉が出た。

「羽美さん、俺、リードしたい……です」
「(はっ……あぶないずっとやるところだった!)」
「やめてくれてありがとです。じゃあ……、……、はぁ、ふぅ、どきどきですけど、しますね……」

ぐっと押し付けられてこちらこそどきどきだ!
しかしすべってなかなかうまく入っていかない。

「すみません、入れるの下手で……。んっ……ん……あぁ、でも、これ、だけで……俺……気持ちいい……」
「(ていうか、ちょっと、大きいのでは……)」
「はぁ、はぁ、……っぁ、このまましてちゃダメ……ですね。ちゃんと……入れます……。よ、よいしょ…….、…………ッ!」
「!!ーーーーっきゃ、ぁ、あぅ……!!」

ぬるりとなかに分け入られて背筋に快感が走る!
勢いがついたせいで急に奥まで来た彼のが丁度いい場所をしっかりと刺激した。

「んっ、く、ひゃ、……っ〜〜ッ!!」

思わず背中をそらせてしまう私の口から、きゅううと潰れたような、空気が漏れるような声が出る、こんなの初めてだ!
控えめに揺すられるたびに敏感な場所、先生ので広がって、すると目も開けてられなくて、半開きになった。

「だ、大丈夫ですか?深呼吸……してください。すう、はあ、って……。あ、……っあ。呼吸のリズムで、締め付けが、うぅ……」

向こうも向こうで良いようだ、繋ぐ片手にぎゅーっと力が込められる。

「っあ、あの、まだ全部じゃないんですけど、もっと入れていいですか……」
「(うぐ……だいぶ入ったかと思ったけどまだなのか……!)は、はひ……」
「……じゃあ、もっと奥……。ん……」
「!!……っあ、あぁ……っ!はぁ……っはあ……!」

奥の壁を押されて呼吸が乱れた。
困った、想定よりずっと刺激的だ、隙間をしっかり広げる若先生のは圧迫感が凄まじく、征服されるようだ。

「あっ、……ぁ、んん……うぅ、……キツくって……はあ、はぁ……ッ俺、声、出ちゃう……」
「はー……はぁ、はぁ、……く……っ(マジ、すご……)」
「う、動いてないけど……も、もうダメかも……です……。あ、ぁ……、えっと、動いていいですか、っていうか、」

くちゅ、くちゅ、局部から淫らな音が鳴る。
私の返事を聞く前にもう腰が動いてしまったようだ。それがとてつもなく……ーー全身に気持ち良さが巡る!
空気を求めて大きく開いた口から嬌声が飛び出した。

「きゃ、……ぁっ、あは、ーーはぁっ!(ゆさゆさされると)
「っあぅ、どうしよう羽美さん、俺すごく気持ちいいです……っあ、あぁ、……ん」
「う、うぅ、んんっ、はぁ、はぅ(が、我慢できないかも……!)」
「あ……な、なか、せ、狭ばま……って?」

ぎりぎり歯を食いしばっても逃げない快楽に追い詰められる!先生が動くたび奥を押しつぶされて全身びりびりわなないた。これでは、これではもう……!

「ぃ、いく……、先生、わ、私……!いっちゃ、ぁ、ぁんっ……ーーッ!」
「……っ!?う、あっ、あ、あっ、ぎゅって……っうう、俺の……〜〜、あ、……!!」

とくっとくっ、となかで先生のが動いている!
おそらくびゅうびゅう精液を吐き出すリズムで、軽く息を吸うようで、唇をぎゅっと噛んだところから漏れる呼吸が、しゃっくりあげて泣き出す様子と似ている。
すんすん息を吸って、潤んだ瞳からうっかり、涙が少し滲んでいる。

「すみません、お、俺……っ……はぁ……はあ……!」
「はあ、はぁ……っ先生が、あやまることは……全く。私だって、はぁ……んっ!……ん……」
「!ん……ぁ、ぅぁ……っ、はぁ……う……っや。また、ちょっと、出……て……、ん〜……ぅ……」

ぜえぜえ息を切らす私はすっかり疲れて力が入らない……。まさかこんなすぐイッてしまうとは!
ジロリと彼をみつめると若先生は恥ずかしそうに手で顔を隠した。声を我慢出来ないようで喘ぎを聞いてしまう、妙に背徳的だ。
控えめにびくりと動く先生のが、やっぱり私のなかをじんわり気持ちよくして、じっとして居られないからわずかに腰が動いてしまう。

「!羽美さん……だ、だめ、イッたばっかりなんで、それだめ……っ」
「はぁ、はい……、わざとじゃないんで、あは……抜いてもらえれば……」
「えっと、あの、ぁう、や、抜けない、んです、けれど…….ああ、なのに……ううっ、だめですってば、ゃ……ゃあっ」
「はぁ、はあ、ふう、……んんぅ……、やらしく、動いてるのは先生のほうじゃ……!」

と、最初こそ泣き出しそうに参っていた先生だったが徐々に言葉数が減っていく。動かすのに夢中のようだ、未だに硬度を保ったままの先生のものが緩やかしっかりに出し入れされる。潤んで閉じかけの瞳と紅潮した頬が汗ばんで、唇は光っている。

「んゃ、ぁう……ーーっあの、先生?」
「あ、……す、すみません……、でも、じっと出来ない……俺まだ、したくなっちゃいました……羽美さんお願い、なんですけど、あの……もう一回……は……」
「わあ……はあ、はぁ……っあはは、いいですよ」
「!じゃあ次は羽美さんがもっともっと満足するように、たくさん……します」
「(とはいえ、ハードかも……、間髪入れずはさすがに!)」
「んん……それにしても恥ずかしい……あんなに早く終わっちゃうなんて。俺すごく情けないです。でも、羽美さんのナカ気持ちいいから悪いんです」
「ええ?ーーっ!ぁ、はぁ。はぅ、あっ……ん、わぁ、こら……」
「えへ……可愛い。ここ触ると気持ち良さそうですね、羽美さんっ」

さわさわ触られて体がびくんと跳ねる、擁護ができないくらいばっちりと。
出し入れされるたびにやらしい水音が耳をなぶる。とん、とん、定期的なリズムでナカが拡がる!取り乱していく自分がわかってーー耐えたくて、先生のシャツを引っ張った。

「っあ、ぁん、ゃ、…….っきゃ……んん!」
「!わ、っちょっと、羽美さん……!」
「ぁ……っ、あ、あ、ん……(わあ、や、やばい、す、すぐ、よ、良くなって……!)」
「ナカ、また、ぎゅって……はぁ、しないでください。……っぁ」

今まさにぎゅってしてるのはそっちのほうだ。
覆いかぶさられて抱きしめられて私はすっかり動けない。
彼の吐息や喘ぎが耳元でダイレクトに伝わる。ナカをいじめる若先生のが熱くって、壁をぐりぐりされると、身体中に快感がめぐった。何度も何度もいじめられると、我慢したいのにちっとも耐えられない!!

「っや、あぅ、あ……っ……!!(ぐう、だ、だめだまた、イッ……ちゃ……!!)」
「あ。ぁ……羽美さんびくびくってしてる。ふふふイッたんですか?」
「はぁ、はぅ、はい……っぅ、ゃ……はぁ、めちゃくちゃ気持ちいい……〜〜!」
「!な、なら、もっと、します、頑張ります……!」
「へっ!?っひゃ、ぁんっ、わ、ぅ……!」

さっきよりずっと激しく動く、それがちょうど触れるとビリビリ気持ちいいところ、狙いすましたように、若先生のが差し込まれて、がくがく腰が、体が震える!

「ふ、ぁ、ああっ、……あぅ……!(や、やば、イッた余韻がまだ、あるのに、動かれちゃ……!)」
「っと、あ、っは、……っはあ、えへ……、こうされるの好き?ですか?」
「ん〜……っ!んっ、は、はい……かも……ゃん……(さすがに、何も、考えられなくなってくる……!)」
「俺も、好き。……羽美さん、大好き……、んん……!」

耳に近い首筋にキス、されて唇が離れるとベロがその場所を舐めた。それがぞわぞわと、体に興奮が駆け抜ける。好きと言われるとどうも弱い。

「っぁ、ぁん……きゃぁ、ぁう……」
「……あ……あ、はぁ、どうしよう、俺、気持ちよくないとこないです……!」
「ひ、ゃっ!?ぁあっ」
「しびれる……んんっ、ふ、ぅ、」

奥にぐぐっと押し込まれつい声が出てしまう。
こちらが気持ちよくなるにつれ若先生の動きも早まるようだ。彼の肩に頭をつけてしがみついていると、シャンプーのいい香りがしてくらりとした。こうしていると

「なんか……全部先生のものになった気分……」
「え……。え……?」
「わ、わわっ!そんな照れられると、私まで!照れる」

私のうわごとを聞いてがばりと体を離された!見つめ合う若先生の顔はさっき以上に赤く熱くなって涙目だ。
それにプラス、快感に染まって多少だらしなく歪んだ表情を目の当たりにして心の中がざわっとした。いつものぽやっとした笑顔は消えて、切羽詰まったような……。

「あなたが俺のってより、俺があなたのもの……ですよ」
「……!」
「な、なんて……えへ。……って、ぁ……っんん、また、狭くなっ……っ……ん……!羽美さん、ちょっと、俺……、んう……っ優しくして下さい!」
「だ、だって、なんか、……ドキドキして」
「えっ。う、うわ、はぁ……っ俺またイきそうで、やです……、あなたを」
「ひゃ!……っぁ、ぁぅ……!」
「もっと良くしたい……」

繋いでいた彼の手が両方とも私の胸へ。さわさわ触られて、体をよじった。

「あっ、あ……っせんせ、……んっ、……」
「ふふふ。かわい〜……です」
「ふ、ぁ……っぁん……あ……どっちもは、だめ……っ」
「……はぁ、……あ、…….動きます、ね」
「!っんん……!ふゃ……ぁん」

ぱち、ぱち、控えめなストローク、それでも甘い声を止められない。相変わらず胸を触る若先生の手のせいか、どんどん追いつめられてしまう。

「(ひ、ひえ……、どうしよ、気持ちいい……!)」

もう二回もイッたのに、またしてもだ。流石に恥ずかしい。と、思ったがゆさゆさされるうちに感情がすぐかき消される。
集中しだして言葉をなくした彼の、乱れた呼吸のなかになかば泣き出しそうな声の切れ端、喘ぎが混じる。しばらくずっと奥を突かれて興奮が高まりきって……このままではもうイってしまいそうだ!
と、ここで、

「はぁ……はあ……っ……あ、あの、もっと、激しくしていいですか?」
「え、ええっ!あ、っちょ、待……ーーっああ!!」
「はあ……羽美さんの声スゴイ……。カワイイ……聞いてると」
「ん、……ふっ、ふぁ、ぁ……っあ!ぅ……っ!」
「なんだか俺ぼーっとしちゃいます……止まんな……な……っ……て……」

ガンガン体を揺さぶられ、声が一層甘くなる。抱きつきたくも力が入らない私を分かってるのかどうなのか、若先生はふうふう息切れをしながら気持ちよくなるのに精一杯だ。
ベッドにだらんと横になって体を預ける私は、一番奥、壁に先生のが押し付けられるたびに目に涙がにじむ。体がガクガク動いてしまう!そんなに何度もされてはーー!されるたびに声が漏れて、我慢しようも、どうにも……!

「あ、あぁ、ゃ、だめ、いっちゃ…………!!」
「ひぅ……。きつ……お、俺も、俺も……ッぅ〜〜」
「ぅゃ……ゃぁ……ゃ……っぁ………、ふ……!!!!ーーは……っあ……っ!」
「!!あ、羽美さん、イっ……て……!!んっ……ん……、……んん……っ……!」

がばりと抱きつかれた、と思ったらどくどく中で先生のが動いている。そのままぎゅうとされたままだ、彼は肩で大きく呼吸をしている。あまりにも暑い……!
ぐったりだらしなくベッドに横たわる。汗が髪を肌に引っ付けるが、直すため指一つ動かすのも億劫だ。

「ふぁ……あぁ、いっぱい、出ましたあ……」
「ぜえぜえ……!(耳に息がかかってくすぐったい……!)」
「はあ……、想像よりずっと、気持ちいい……」
「そ、想像?……とは……」

はっとした先生は一拍の間の後おずおずと答える。

「はい……実は想像しちゃってました、何度も。すみません……」
「あ、謝るようなことでは。あはは……!(そ、そうなのか〜!)」
「俺、あなたのこと考えてすると……〜〜いっぱい出るんです」

と、謎告白をされ。さすがに照れて少し体温が落ちた体が急に暑くなる。先生も感じ取ったようで返事のない私にあわてて弁明する。

「っあ、えっと、いや、変なこと言ってすみません……」
「いいですよ、なんでも言ってください。受け止めますよ!」
「……えへ。なんでもはちょっと。言えませんけど……」
「(先生にも言えないことがあるのか……)」

そろそろ抱きつくのをよしてほしいと肩を軽く叩くがちっとも動いてくれない。

「先生暑いんで、ちょっとだけ離れてください」
「いや……です……。このままがいいです」
「お、おお……(控えめに強欲だな……!)」

暑すぎてくらくらするが可愛い先生の要求だ、のんであげたい。私に覆いかぶさりながら、こちらをじっと見つめる先生の視線まで熱い……。

「ふふ」
「……なんですか?」
「なんでもありません。でも見てると……えへへ。羽美さん可愛くって、にこにこしちゃうんです」
「(なんか、わからないけど、すごく愛されてる感あるぞ……!)」
「にしても、やっぱりあなたはうさぎさんですね。俺がライオンでした」
「……?」
「あ、あれです。 パペット……」

そうだろうか?うーんと悩むが先生は自信満々だ。急に幼稚園の時のお遊戯会を思い出した。私の配役は即決で鬼に決まった、自分自身適役だと思った、上手く演じる自信もあったし実際できた。あの頃からずっと周りの人から抱かれる私のイメージは悪役だったはずだ。それが若先生はどうもちょっと違うらしい!

「ずっと聞きたかったんですが、私を好きになったきっかけってなんですか?」
「それは……うーんと……。この間自転車でうちの病院に突っ込んで来た時……です、多分」
「えっ!好きになる要素あったかな!?」
「なんというか、すごく大変なことになっていたのを見て……俺が守ってあげなきゃって思ったんです」

なんだって!?驚く私をよそに先生は照れ笑いを浮かべる。

「でも守るどころか、どんなことも羽美さんのがずっと凄くって。なかなか守ってあげられません、けど……」
「……」
「困ったらなんでも言ってくださいね。俺に出来る事ならなんだってしたい。いつもいつも、そう思ってるんです」

と言われてしまい……。

「私こそ、先生のために私ができることならなんだってしたいって思ってますよ!」
「えっ……!ふふふ、嬉しいです……!」
 
先生がふにゃふにゃと笑う。はしゃがせてやりたくてしょうがないから、こちらまで嬉しくなる。
すると満ち足りた笑みをたたえた若先生がおもむろに呟いた。

「……なんだか俺、王子様になった気分」
「お、王子様?」
「はい。羽美さんがお姫様に見えたので。ほら、ティスニー映画の世界みたいな……気分です。えへ……」
「………(先生ってもしや)」

不思議ちゃん……?ほぼ確信をついたひらめきに、先生の顔をまじまじ見た。するとキラキラした目で見つめ返され、よしよしと頭を撫でられた。

「(な、なんだろう!この人!今までであったことないタイプの人だな)」
「……んん。けど……ふぁ。眠くなってきた……です」
「寝ていいですよ。起こしま……あれっ」
「すや……くぅ……くう…………」
「(もう寝た!?)」

先生なんだかいつもよりさらに溶けてる……ような。私に気を許しすぎだ!と心配になる。
漫画みたいな呼吸音を立てて、寝てしまった若先生をじっと見つめた。目をつむっていると彼はいつもよりちょっとあどけない。かすかに微笑みを浮かべて眠る幸せそうなその風情に私はすっかり和んでしまう。

私も私でよしよしと頭を撫でた。
できればずっとこうしてそばで、彼に守ってもらいたい。
そう心から思ったのだった。



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