本と蜂蜜 | ナノ





隼人くんが私の胸に顔を埋める。

「すっごく柔らかいよ、フワフワ…っ」
「ちょっと」
「なーに?ん…、ちゅー…って、したらほら…痕ついちゃった」
「隼人、くん…っ」
「赤くなってる。これで紗良さんはー、俺のもの…!」
「隼人くんのもの?」
「そーだよ。この跡ついてる限りは俺のなの…!消える前に言ってね、新しくつけるから」
「……なら、私もつけたい」
「え!」

どうやってつければいいか聞くと、ただキツく吸うだけで良いらしい。隼人くんの首筋に唇を寄せた。

「ぁ、…っ…!!」
「…ついた」
「んん…あぁ、そんな目立つところにつけたんだ…っ」
「ダメだった?」
「ううん…嬉しー。ね、もっとして…」
「…ん」ちゅぅっ
「はぅ…っ……。ええと、鏡…あった。わ、思ったより、いやらしー」
「痛くなかった?」
「大丈夫。はぁ…っ、俺も!お返しー!」ちぅー
「ん…っ!」
「俺も目立つところに、つけちゃうし…」

くすぐったくて笑ってしまったのも束の間、じっくりと痕を舐められるとゾワゾワからだが疼く。

「下着、外しちゃうね」
「うん…ッ!」
「ここ、立ってる!ちゅーだけでこんなにして、えっちだねぇ…」

隼人くんの手のひらが晒された胸に重なる。指を一つ一つ沈ませて、感触を確かめているようだ。

「こうやって触れば…ちくび…感じる?」
「うーん…?」
「じゃあ…こう…舐めれば…どうかな?…っん」
「ぁ、…っはぁっ」
「さっきよりかたくなったね、吸われるの好き?」
「う、ん…ッ」
「へぇー?そうなんだぁ…」

先端を吸われると腰に鈍い痺れに似た感覚が走る。多分これが欲情って事なのだろう。

「ちゅ、…っふぅ…はぁ、…」
「隼人くん」
「んー?なぁに…っ?」
「何か、足に当たってる」
「あ、…っ!えぇー…っと…ぉ。俺も興奮、しちゃった…っ」
「…」じろじろ
「んんー…そんな見られると、照れる……」

制服のズボンが形を変えている。隼人くんがおもむろに私の手を取って、そこへ導いた。

「さ、触って…」
「…」ゴクリ

恐る恐る、布の上からぎゅって握った。

「ぁ…!」
「こう?」
「は…っ、はぁ、ぅん、そう…擦って」
「わかった」
「ーーう、ぁ…っあ!っまって、いきなりっ…激し…んぅ…ッ!」
「ご、めん…」
「はーっ…ぁう、んん〜…、そ…ゆっくり、して、」

隼人くんが私の背中に腕を回す。顔を隠すためか抱きしめられた。そうすると彼の息遣いや声がとても近い。

「直に…触ってくれる?」
「うん」カチャカチャ
「…っ、あ、…っ手…熱いよ」
「隼人くんの方が熱い」
「えぇ…?んぅ…ぁ…ゃっば、そこぐりぐりってされるの好き…」
「ここ?」
「あ、ぁ…っ!そ、そう、ん…ーーっ!」
「ここは?」ぐち…っ
「ひゃ、あ、…っ!あぁ…っ、凄く、気持ちい…」
「先から何か出てきてる」
「…そ、れ、気持ちいいって、証拠…みたいな…」
「じゃあいっぱい出して」
「…っく、んん…紗良さん、そんな、されたら、俺、…っ」

からだが離れたと思ったらキスをされた。深く貪るキスは、遠慮がない。

「しごくの、やめないで…っ」
「…ん、…」ぐちゅ
「あ!は…ッんん、ぅ…ちゅ」
「…ふぅ、」
「…っ、……ん、む…っは、…あ、ぁっ…もぅイきそ…っ」
「いく?」
「ね?イッていい?俺、せーえき、出したぃ…っ」
「うん」
「ぁ……っ!あぅ…ィく…ぃく……ーーっ!」


ービュッ、ビュウッ
隼人くんのものから白い液体がびゅうびゅう飛び出して本人の服や私の手を汚した。

「あ…っ、はぁっ、…はあ……」
「…大丈夫?」
「ぅん…っぁ、…っは…」
「ティッシュ…で拭く」
「ひゃ、…ッ紗良さん、すぐ触んないで、感じすぎるから」
「…うん」

「はー…ごめん、俺…イッて」
「どうして謝るの?」
「んん…だって、俺ばっか…興奮して、嫌…」
「そんなことない」
「そう?紗良さんも興奮、してる?」
「…うん」
「へー?教えてよ、俺に…どれくらい興奮してんのか」

スカートの中に手が押し入って、下着を爪で引っ掻いた。
「わ、濡れてる…やった…」
「そう?」
「気付いてないの?ほら」

ぐちゅぐちゅ、音が聞こえる。それがどうやら私の下着が濡れている音らしい。

「ね、下着脱いで。足開いてよ」
「…う、うん」
「おお?やってくれんの?…そう、そやって膝を折って、うん…」
「これでいい?」
「わぁー!いやらしいねぇ…」
「…そんなふうに見ないでほしい」
「どーして?ここ…ぐちゃぐちゃ。直ぐにでも俺の入るんじゃない?」

隼人くんの中指が入り口を何度かなぞって、ゆっくりナカに侵入した。

「ぁう…」
「おー、あっつ…それに、キツイ…ね」
「んん、…ッ」
「一本でも辛い?」
「大丈夫」
「そう?じゃ、もう一本」
「っ!はぁ…」
「力抜いて…。そうだ、ここも一緒に触ってあげる」
「あ…っ!!」
「おやおやー?ナカ、ぐねぐねって締め付けられたねぇ?どうしたのかなぁー」
「んぅ、う…っはぁ!」
「もう一本、増やすよう、」
「〜〜ッ!」

隼人くんの指が何かしら動くたびに全身にびりびり快感が広がる。
シーツを掴まなきゃ、いてもたってもいられないくらい刺激的だ。

「あは、さっきより凄く濡れちゃったね。お尻までべたべたじゃん?」
「そうなの…っ?」
「舐めて綺麗にしないと…」

ーちゅっ

「ひぁ…っ!」
「んん、ちゅ…っぁ、…はぁっ、どう?」
「あぅ、…変な感じ」
「ふーん?…あぁ、駄目、舐めても舐めても、….溢れてくる」
「ん!…っ!」
「せっかく綺麗にしてるのに…どうしようね?」
「ごめん」
「あ、あぁ、謝らなくていいよ。そーじゃなくって…その…」

隼人くんが私の耳元に来て、一言、入れていい?…と言った。

「…優しくする。約束するし…」
「う、うん」
「本当?辛くなったらちゃんと言ってね。…えーっと、ごむ…ごむ…よいしょ」
「ごむ…」
「ん?どしたの?じっと見て」
「興味深い」
「へ?そお?こーやって空気が入らないよーに、ぴたってつけるんだよ」
「ふむふむ」
「…ぁー、そんな、見られっと…ドキドキするんだけど?」
「(動いてる)」
「…よし。紗良さん」
「?」
「…好きだよ」
「うん。私も、好き」
「……あー…ヤバい…、俺凄く浮かれてる…」


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