せーとかい | ナノ




6


「もう会長、すきもの、すぎっすよ!俺のじゃ何でダメなんすかぁ…」
「すきものはお前もだぞ、恋次」
「はっ…はぁ…(…頭、いてぇ」
「ん?浅井せんぱぃ…絶倫ってマジなんすか?」
「は?」
「復活、はえーっす…ま、俺も…負けてないっすけどぉ」
「…ま、ぁな、……(まじで…もうたってる、俺のやつ、」
「ふ、元気なようで見込み通りだ」ぎゅう
「いっ!おい、やめ…」
「お掃除、してやろう、」
「はっ!?…大丈夫、だ、おい、」

赤い唇が自分のものに触れて、思わず体を震わせた。
熱を持った舌が這うのが、熱くて、自分自身のも、その舌も、熱くて、もうよくわからないと浅井は思う。

「はぁっ、はぁ、はぁ…っ、」
「ふふ、もう抵抗しないのか?残念…」
「うるせ、…疲れたんだ」
「そうなのか?体力が意外とないな…」
「会長さんは嫌味しか、いえねぇのかよ…う、」
「ひくひく、波うってる、感じてるのだな」
「は…………」
「気持ちがいいのだろう、言わなくてもわかる、こんな状態じゃな、……んっ」ちゅ
「……」ぞわぞわっ
「おや、いきそうか?いっていいぞ、特別にな」
「は、なにが、特別……ぅ、あ……」
「これからはこんなにすぐにいかせない…その方が好きだろう」
「な……で……でる………ぅあっ!」
ーびゅっ!
ーーびゅう、びゅっ
「ん、」ちゅう
「はっ……!あ!!ま、て、!」
「んん、ふ、…っんぁ、」ちゅう、ちゅう
「ゃ、め、……っあ!ぁ、」びくっ
「ん、また、少しでたな、まだ出るか?」こすこすこす
「あっ!!!ぉ、い!」びくんっ!
「ふふ、面白い」くちゅくちゅ
「あ、あ、あ…っ!」びくっびくっ
「はは、断続的に白いのが出るぞ、みろ、恋次」
「あわわ、浅井先輩、顔、やばいっす、感じすぎじゃないですかぁ?」
「お前もやってる時はこんなもんだぞ、唾液を垂らして。まったく、はしたない奴らだ」ぎゅっぎゅっ
「まじですかぁ?」
「んぅ、も、やめ、…っは」
「ん?やめていいのか?本当に?」こすっ
「ひ、……っ!ぁ……」
「声我慢して、どこまでも可愛い男だ。やめてやろう」
「フー……っく、…あ、…はぁっはぁつは…っ…」びくっ…
「さすがにここまで出したら直ぐには、無理か。じゃあ今のうちに、恋次、ぺにばんを」
「はーい。そうかと思ってもうあります。ろーしょんも」
「手際のいいやつだ。よし…」
「は、ま、て、…っ、何が、はじまるんだ、よ」
「察しが悪い先輩ですねぇ、先輩は文字通り、ヤられちゃうんすよ、会長に」

浅井は、にんまり笑う恋次に恐怖を覚える。
黒く、そそり出すディルドを陰部のうえらへんにつけてベルトを締めた少女が信じられない。
浅井は覚悟した。

「なにが、オーラルセックス、だよ…嘘じゃねぇかっ」
「さ、後ろの調子はどうかな…」

会長の指が、そっと浅井の股間に伸びるので、身体を引くがソファベッドの手置きに背中がぶつかる。

「おい、やめろ、それは、」
「ふ、たちはじめているぞ。期待しているんだろう、いい子だな、下半身は」
「なにわけわかんねーこと言って、くそ…腰が」

逃げようにも、絶え間なかった攻めに腰が砕けて立ち上がれない。
まごまごしている合間に、会長の手はあの場所を捉えた。

「力抜け、これからこれが入るのだぞ」
「うそ、だろ、おい恋次、助けろ!」

少し距離を置いて静観する恋次に助けを求めた浅井だが、意外な返事がかえってきた。

「にげりゃいいじゃないっすかぁ」
「あ?だから腰がっ、…!」
「逃げようと思うなら、会長を払いのけるなりすりゃーいいのに。けど、実際たってきてるっすよ、先輩の…。期待してるんすよぉ間違いなく。…でもダメっすよ、会長は俺のっすから」
「誰が恋次のものだ。私は所有されるようなものじゃない」
「えー?身も心も俺にくださいよぉ。俺のはもう捧げてるんでぇ」
「は?俺が、きたい、してる?馬鹿言え…んっ!?」
「なかなかほぐれたような…気がする。まぁ多少アレでも大丈夫だろう、浅井くんなら。男の子だもんな」ぴと…
「あっ!?な、おい!」

ローションで濡れ濡れになったディルドが浅井の尻にふれ、浅井は体を固くする。
恋次が恨めしそうな目で睨むが、それどころじゃない。
こいつらは本気だ、逃げないとーーそうは思えど、腰が、動かないのだ、仕方が無い……。
仕方が、無い。

「いっ!?」

めりめりという音が聞こえるようだ。突如強引に体を裂く物体に、呻き声が上がった。
ベッドに座る?浅井の正面から会長のが腰につけたディルドを挿入したのだ。
にやにや笑う会長は間違いなく辛そうな浅井を愉快に思っている。
浅井は、あの噂が本物だと確信した。会長の夜はすごい…なるほどこういう意味か、一番最悪のパターンだ。なぜかって…つまり……。

「う、あ、痛……」
「耐えろ、できるだろ?」
「あ、むり…」
「…仕方のない子だな。ほら、こっちむけ、」
「ぅあ?」
「ちゅーだぞ…んっ」ちゅー
「…!」ぞくぞくっ
「ぷは…ちょっと力が抜けたな…粗方入った……」
「あ、くそ、もう…抜け、よ、気持ちが悪りぃ…」
「あは、先輩、泣きそう」
「ッたり前だろうが!…っ!?」
「なんだ、元気そうだな…動くぞ」ぐり
「ひっ!くっ……っ!」
「何生娘みたいな反応をしているんだ、慣れてるだろう?後ろは」
「…なに、言って」

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