Oct31 22:32
「Du er ikke alene」見た。ものすごく古い映画で、確か1970〜80年代の、デンマークの映画。セカイでいちばん可愛くてしあわせな同性愛映画だと豪語しよう！ 物事に順番をつけるのはすきじゃないけど！ 日本語字幕がなくて、英語で見たからちゃんと理解出来てるのかわかんないんだけど、寮制の男子校で男の子たちが大人の凝り固まった性教育に闘いを挑む、みたいな物語で、その傍ら、ひとを愛するのは自由だよ、あなたがだれをすきになってもそれはすてきなことだよ、みたいなメッセージを感じる。みんな顔がきれいだから字幕見てないとあんまりわかんないけど、男子校てことでけっこう下品だったり乱暴だったりする。でも、家族と離れるのが寂しくて泣いたりエロ本回し読みしたりルームメイトにイタズラしたり、どこか無邪気でものすごく可愛い。びっくりするくらいの年齢の子が煙草吸ってたり（ひとくちちょうだい、みたいな感じでふたりで吸ってて可愛いんだけど）、お酒飲んでたり、イタズラが度を越してたりするのは、文化の違いか時代の違いか。
主人公は左の男の子、名前は発音の仕方がわかんないけどBoって字幕に書いてた。お相手が右の男の子、Kim。ふたりとも美少年。あたしはBoの顔がとくべつにすき。でもKimもほんとうにきれい。Boは寮生、Kimは校長だか理事長だかの息子で寮生じゃないんだけど、外出禁止令を出されてもロープ使って脱走してBoに会いに行くの。結ばれたのは映画のラストのほうのはずだけど、初っ端からものすごく仲良しで可愛い。自転車を二人乗りするシーンなんか恋人同士にしか見えない。秘密基地にいるときも、お風呂のときも、ミラー・エクササイズのときも、ピクニックでKimが酔ったときも、フィルムを見てるときも、みんなで痛い話をしてるときも、とにかくふたりいっしょにいて可愛い。Kimのパパが話してるときにアイコンタクトするのとか、Boと目が合うとKimがぱあっと笑顔になるのも可愛い。さっきから可愛いしか言ってないけど兎に角ほんとうに可愛いのである。ふたりが結ばれるエンディングはしあわせすぎてやばい。ほんのちょっとでもいいからもっと近づきたい、って感じでふたり抱き合って、Kimのほうからキスをしてそこから先は遠慮とか自制とかなくなってチューの嵐で、そのあとまたふたりぎゅっと抱き合って最後Kimがねだって、BoがKimの瞼にキスするの。バックにSebastianの「Du er ikke alene」が流れてるのもすてき。
「Kiss my ass！」は映画のなかの寮生のひとりの台詞。字幕見てていちばん頭に残ったけど、このコトバから下品さは推して知るべし。
