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今更ながら我に帰るのもあれだが、誰もいない場所で良かったと思った。もし、誰かが通ってこの光景を一瞬でも見れば……おぞましい。

「猫、さんは……芸達者な喋る猫、になります、ね。」

プチッ

「何やぁあ゛!!!兄ちゃん、何や、その説明はあ!全くもってちゃんとした説明ちゃうわあ!!!」

嫌な予感はしていた。最初から。こんなことが起きることを解っていたら……最悪、誰かと帰っていた。

「ああ、うぜぇ!お前ら!黙れ!」

スパン!

スパン!

ドタッ

ドタッ

「はあ……。悪かった、と言いたいところだが、さっさと用件を言う。」

先程、攻撃に使用した腕でおもいっきり一匹の猫と一体の兎を鎮圧させていた。恐るべしロボットって感じで驚愕と恐怖を感じていた。

「……はあ。で、用件なんだけどさ、アンタにと言うか、アンタんところの管理人に伝言を頼まれて、伝えに来たんだよ。」


「……は、はあ。で、伝言?管理人……ああ、あの人です、ね。えっと……何の伝言、ですか?」

半信半疑と言うか、恐る恐ると言うか、早く終わらせたいと言った感情でおずおずと話す。


「……はあ。言いたかねぇーが……一度しか言わねーから聞き返すなよ!」

「は……はい!」

その時のロボット、之木さんは凄い剣幕で睨み付けて言っていたことだけは覚えていた。




















So Goo!
(遭遇)
























「……だ、そうですよ。うさぎさん。」

「……そう。ふーん。ふふっ。じゃあ、さあ……明人くん。私からも頼んでいいかな?」

ちゃんと伝えるべきことを彼女に伝え終えた。が、彼女がその言葉を聴いて何か企みを含んだ話し方を聞き、背筋が凍った。


そして、悪夢再び、こんにちは。と言ったところが最後に俺が伝えられる言葉だった。





Fin.


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