売春生活・結城さん1



本編はこちら
(多分読まなくても読めるかと…)


「2日ですねー」

『そうそー。あ、でもSEXしないから』

「え、何すんの?」

『んー秘密。そんなしんどくないと思うし、聖夜なら大丈夫。あ、仕事だから、じゃあね。明日5時にいつもんとこ』

「ちょ、結城さ『プーッ、プーッ、…』……」


久々の2日コース。

相手が結城さん…あの鬼畜ドS美形の結城さん…

しんどくない…?
俺で大丈夫…?

( 鬼畜な結城さんは俺に何する気だよ…! )





土曜日5時。

もうすでに結城さんが来ていたので一緒にいつもの家へと向かう。

俺は何回も問い詰めたけど、結城さんは今日の内容をまったく言わなかった。けち。

「脱いで、全部」

着いた途端、俺に命令してベッドに腰をかけた結城さん。

ゆっくり脱ぐ俺に何も言わず、じぃっと見たまま動かない。

まるで視姦。

最後の下着を脱いだ時は緩く勃って濡らしていて、それを見た結城さんはくす、と笑う。

見られて“勃起して濡らしてるね”って言われてるようで、それだけで快感になって、さらに濡らしていた。

「…触ってほしそうだけど、今回はまったく触らないよ」

「………はあ?」

さわらない?!
あの結城さんが…?

「あー…でも最後までは可哀想だから、考えてたノルマを達成したら触ってあげる」

「ノルマ?」

「そう、ノルマ。アナルだけでイくこと」

「そんなのいっつもイってるし…」

売春してるのにアナルだけでイかないわけがない。

確かに、指だけ…とかならキツいけど。

「甘いな。イくはイくでも、空イキ8回」

「空イキ8回!?」

8回空イキとか…エグい。

何がしんどくない、だ。
何が聖夜なら大丈夫、だ!

「じゃあ…7回にしてあげる。出来たらご褒美に触ってあげるね?」

「ふっ、あ…」

ぴん、と指先でちんこを弾かれ微弱だが軽く快感を与えられ、ちんこの穴がひくひくとする。

さあ、どうぞ。そう言った結城さんが渡してきたのは、尿道を塞ぐただの棒と、リング、そしてバイブ。

本当に穴だけで、空イキでイかせるためだけの道具。

…やってやろうじゃん。





「ふぁ、ぁあっ…」

慣らすためにもまずは弱い振動でバイブを使うが、やっぱり焦れったい。

空イキ7回となればかなり体力はいるし長期戦になるだろうから、なるべく早くしないと体が参ってしまう。

「はぁ、…ゆうきさんっ、もう、いぃ?」

「いいよ。たくさん見といてあげる」

床に座り壁にもたれて、結城さんに向かって大きく足を拡げる姿はもう羞恥でしかない。

こんな変態プレイはよくあるが、結城さんに対しては別。

あとで何されるかわからない、あの恐怖。

だけど俺はその恐怖の中に潜む快感を期待して、今もそれを考えただけで萎えずにむしろ完勃ちさせている。

「ぁ、あ…ゆう、きさん、強く、して…」

自分で強くすることはできる。

でもここで、“俺はこの人にヤられるんだ”という事実を自分に刻み込むためにも委ねるのだ。


「さあ、楽しい時間が始まるよ…」

「は…、ぁあああっ!」


弱からいきなり強に返られ、体が跳ねる。

1回目はあっさりと終わり、2回目。

結城さんは、また横のベッドに腰かけ俺を見る。

俺を見下すような…鋭い眼差しで、胸を見られ、モノを見られ、穴を見られる。

それにまた興奮して、自分でバイブを出し入れする。

「んん、っ…ふぅ、ん!」

前立腺をがつがつ当てる。

穴なんか使いなれているから、俺に与えるのは気持ちいいという感情のみ。

「ぁ、ああっ!イく、イっちゃ!」

昂りを触りたいし、精液も出したい。

でもヤるからには穴だけで精液出さずにやってやる。

…ご褒美もあるみたいだし。

「はぁっ、あ、…んぁぁあああっ!」

どくん、どくん…と体が揺れる。

しかし再び波が来て、俺を襲う。


「あ、ああっ!だめ、や、ぁぁあああ―――ッ!」

3回目の絶頂。

だいぶ時間は過ぎた気もするが回数はまだ折り返しすらしていない。

これからもっと辛くなる…

ふと視線を下に下げると俺のちんこはガチガチで、赤黒くなって、とりあえず辛そう。

「ふぅ、ん…ふぁっ」

一旦弱までバイブを緩め、また後で一気に強まで上げて追い詰める。

結城さんも楽しそうに微笑みながら、こっちを見てる。

もう少し…





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