痴漢




〇〇駅〜○○駅〜…
午前7時30分。
通勤、通学で電車を使う人が駅に溢れている。
都心部にある駅のため、通常より電車の運行数が多い。

俺はある電車に乗り込んだ。
行き先は――、ない。


だって俺は、痴漢目的で乗り込んでいるんだから。

…する側ではなく、
される側。




ぎゅうぎゅうに押し入れられて、ドアの側に立つ。

周りには通勤するサラリーマンばかり。

高校の制服を着ているのは俺ぐらいだ。

「――ッ!」

ふと、ケツに違和感。

獲物がきた、と思ったその時。

グッ

「―んンッ」

肛門を押すようにズボンの上から圧力をかけてきた。

その反動に甘い声が洩れる。

やばい…周りの人にばれるかも…、なんて思いながらも興奮しちゃってる。

「…ねぇ、さわっちゃっていい?」

耳元でねっとりした男の声が聞こえた。

俺は思わず頷く。

すると、相手は変態、と呟いて前の方へと手が伸びていった。

「ん、あっ…、んあッ!」

いつの間にか痴漢の手は、ズボンを楽々と下ろして下着も太股の下まで下ろしていた。

「だ、めぇ…っあぁ」

「だめ、じゃないでしょ、いっぱい汁が出てるよ」

ぐちゅぐちゅっ
じゅく、ずずっ

どんどんしごかれて、絶頂に近づく。

声が洩れていたが安心した。

もう周りの人は俺の行為を見て、興奮してくれてる。

女性がいないから、もしかしたら発展場なのかも。

「イ、クっ!あぁ…あッ、まっぇあ!いッ、れて…あぁッ!!」

「なんだ、いれてほしいのか。いれてやるよ」

にやっと笑った痴漢は自分のモノをとりだして、ケツに突き刺、んあっ、

「あぁッ!!、きもっ、ちぃぃ!、やッ…あっもっ、とぉ…、つ、いて!ぱ、こぱこし…てぇッ!んあぁ―――ッッ!」

ぱこぱこ、ぐちゅっぐちゅ、
ぬちゅぬちゅにちゃ、

いやらしい音が電車の中に響く。

やばい、気持ちよすぎ…

「いあぁあ、!ッイクイクイ、クぅあ―ッ!、」

「いけ!汚いちんこから精液撒き散らせ!」

ずちゅんッ!ぐちゅッ――!

「ひぃゃああぁぁぁ―――ッッ!」


びゅるびゅるるる――ッ




△△駅〜△△駅〜

ぞろぞろと人が降りるのに紛れて俺も降りる。

超興奮した…、またあの時間のあの車両に行ってるんだろうな…




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