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几帳面な性格だと、エッチの最中に服を脱ぎ散らかしたりしないんだろうか……甘い雰囲気で睦み合っている時に脱いだ服を床の上に投げ捨てると「待って！」と制止して皺になっちゃうからと云って丁寧に服をたたむ雪ちゃん(下着姿で)。これでもう大丈夫、と誇らしげな顔した雪男が攻めに向かい合うと首を傾げる。普通、そういう状態で服が皺になるだのなんだの云って中断されたら興醒めするけど雪男がするとなんだか可愛らしい。勝雪の場合だと、お互いにきちんと服をたたんでから準備万端(避妊具用意済)でエッチしましょうと云うイメージです。燐雪と志摩雪は攻めがお預けされます。

弱くて小さい自分が大嫌いだと公言した雪男の苦手(トラウマ)を克服しよう！と云うことで物理的な不可能な物事に関して兄上の魔法は重宝するほど非常に便利。十五歳と五歳児の雪ちゃんをそれぞれ同じ次元に一緒に置いておきたいです。
十五歳のほうは、何事にもビクビクして泣き虫な五歳児雪男の存在が鬱陶しくてしかも兄さんは俺の天使が戻ってきた！って云って仔雪を猫可愛がりしている姿を第三者として見てる自分に苛々して。さっさと自分の兄さんの所に戻れよ！と思いながら仔雪に対する態度は冷たい。五歳児・仔雪のほうは、寄り添いたくて懐きたがっているけれど剣呑な雰囲気を醸し出している十五歳雪男が恐くって。「ふええっ、にいさぁんっ」て甘えた声を出して大好きな兄さんから離れない。
苦手克服するには、十五歳雪男が仔雪を抱きしめながら頬っぺたにチュッてすることで今の状態だと抱っこも無理な様子。弱かった自分もちゃんと認めてあげてそんな君も好きだよ、と云って欲しい。でも、仔雪が元の次元に帰ったあとには「やっぱり子供(僕)は嫌いだ」って(笑)

購いとは正十字騎士團が物質界(人類)を罪と死から救出する為の手段であると、青焔魔の落胤の血を通してなされた購いによる釈放とは、罪過の赦しでもある。
神様は、罪と死から人間を救う為に御子イエスを罪の犠牲として地上に遣わした例(購い)に倣って奥村燐の血を流す必要があった。獅郎さんもいつかそんな日が来るのは避けられないと解っていて雪男にその話をしていた事があったとしたらなんで兄さんが犠牲になる必要があるの、と納得できなくて。愛する人間の為に神様は独り子を与えたけど雪男は物質界や何よりも兄さんだけが大切な存在で。そうならない為に、檻に入れてでも燐を守りたくて誰よりも救ってあげたくて。アニメ展開の様に、血の購いを利用して虚無界の門を開くのが目的だったらもうどうしたらいいんだろう、と云う妄想。

一人の人が、すべての人の為に死んだ。と云う聖句が耳に痛い雪ちゃん。

妹雪ちゃん(先天性女体化)は家族以上の愛情を抱いて互いに愛し合っていたけど兄妹では肉体関係は結局結べずにいた。燐以外の男性に穢されたくなかった妹雪は修道女になる一方で、兄さんは最高位である聖騎士を目指して戦地に最前線で赴いて自身の命を削っている。もう二度と修道女になった雪を俺の腕の中に抱くことはできないけれど他の男に盗られずに済むなら構わないと云った燐に対して雪ちゃんは「神様と結婚したら兄さんが嫉妬してくれるかなって思ったのに……浅はかなことしちゃったかな」と後悔。いつか、聖騎士になった兄さんが神様と結婚した妹を連れ去ってくれると良いな……女が感じる悦楽を知らない雪ちゃんの性感帯を一つずつ丁寧に暴いていく。

俺の妹、俺の雪、俺だけの少女(もの)。