201話/現世の人気者
死神図鑑より
射■頼む!!
現世の黒崎家に現れた射場が、一護に向かっていきなり土下座する。
一■射場さん、急にどうしたんスか!?
射■現世では動物番組が人気じゃと聞いとる。七番隊の人気を上げるために隊長が出られるよう取り計らってくれんか!?
この時、射場の想像した動物番組とは……しぶ〜い狛村隊長がムーディーなカラオケを熱唱し女の子達から黄色い声援を浴びる……というものだった。
なにやら動物番組を勝手にイメージしているらしい射場に、現世のテレビ番組を見せる一護。
テレビでは、動物番組の可愛い子犬の映像が流れていた。
一■それって…こーゆーヤツだろ?
射■何と!?
一■人気違いだって…ι
自分が想像していたものと全然違うのでドン引きする射場。
そこへ狛村隊長が現れ……
狛■いや、なかなか良い番組ではないか。
一/射■Σ( ̄□ ̄;)えぇーっ!?
狛村隊長は、これなら自分もイケる!!と思ったらしい(笑)
↑この死神図鑑をパロってみました↓
射場に現世のテレビ番組を見せる一護。
テレビではBLEACHアニメ……“涅との戦いでの回想シーン。泣きながら師匠に訴えるチビ雨竜”……が流れていた。
『師匠…僕は強くなりたい…!強い滅却師になって…みんなを虚から守りたいです…!』
一護
現世で人気の番組ったら…こーゆーヤツだぜ?
射場
何と!?
一護
な?可愛くて胸がキュンとして泣けてくるだろ?い〜い番組だろ?
射場
餓鬼(ガキ)が泣いとるだけじゃろ。どこがええんじゃ=3
一護
こんなに可愛いのに!?サラサラでツヤツヤの黒髪に、ウルウルした大きな瞳に、萌えポイントの眼鏡までついてるのに!?…射場さん、ホントに何も感じないのかよ!?
射場
何も感じんのう。
一護
幼気(いたいけ)な少年が、自分の無力さを痛感して泣いてるんだぜ!?健気じゃないスか!!
射場
男は泣くもんじゃないけえ。儂は好かん。
↑
硬派すぎて回答がつまんない射場(汗)
一護
射場さんが好きじゃなくても、現世ではこ〜ゆ〜子が大人気なんだって!!女の子にキャーキャー言われて、腐女子にまとわりつかれて、イベントでは本が飛ぶように売れる人気っぷりで!!
↑
何のイベントだよ(笑)
狛村
ふむ。現世では艶やかな黒髪が人気なのか。儂も艶やかな毛並みなのだがな…残念ながら栗毛だ。
一護
イヤイヤ、そもそもアンタは犬だから論外だろ(・_・;)
◇◇数日後◇◇
雨竜
く、く、黒崎っ!!!!
一護
何だよ、石田?
雨竜
君は一体何をしたんだっ!?
一護
あァ?何が?
雨竜
七番隊の隊長さんが僕と同じ色に毛を染めたいらしくて、副隊長の射場さんが、サンプルとして僕の髪を2〜3本欲しいと言ってきたぞ!!
一護
……あー、アレか。
雨竜
七番隊の人なんて、僕は話した事もなければ親しくもないのに!!…帰りぎわに「黒崎一護によろしく」とも言ってたぞっ!!どういう事だっ、黒崎!?
一護
たいしたコトじゃねぇよ。気にすんな。
雨竜
気になるじゃないかーっ!!気になって夜も眠れないよ\(>o<)/
一護
眠れねぇなら、いつでも俺が協力するぜ♪
↑
もちろんベッドで(笑)
雨竜
結局、君の思う壺かーっ!?
おわり
※思う壺…思う通りになること
狛村隊長、そうまでして現世で人気者になりたいんですか?(笑)
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