口づけは甘く
1話
2016.11.06start

☆まえがき★

原作、最終回ベース。

最終回で、一護が織姫と結婚して黒崎医院を継いで、黒崎家に住んでたでしょ。

私的には、一護が誰かと結婚したのがスゴく嫌だったので、結婚相手を雨竜たんにしてやろうと思って!(婚姻関係ではないけれど生涯を誓いあった仲という設定です)

一護が雨竜たんとくっ付いて黒崎医院を継いで、黒崎家に住んでいる……という設定の話を書きました。

ただただ、イチャイチャしているだけの話です。イチャつかせたかっただけです。中身はありません。ひたすらイチャついてます。

雨竜の誕生日祝いの為に書いたんだけど、誕生日ネタではありません。



空座町界隈ですこぶる評判の良い町医者、黒崎医院の黒崎一護と、空座総合病院で次代を担うとの呼び声が高い若き医師、石田雨竜は、世に言う恋人同士である。


出会ったのは高校時代、死神代行と最後の滅却師という、いわゆる仇同士としてだった。


その辺、振り返れば紆余曲折あったのだが、お互いに彼さえ傍にいれば他には何も欲しくない……と、共に生きていくと決めた唯一の相手である。


現在は黒崎医院を一人で切り盛りしている一護だが、父親から仕事を引き継いだのをきっかけに、実家の家屋をも譲り受けた。


それは新たな門出を祝福してくれた家族からの、餞別の意味もあったのだろう。


終の住処(ついのすみか)とも言うべき場所を、思いがけずに手に入れた。


そうして一護と雨竜は、めでたく同居という名の新婚生活(笑)を始めたのであった。


二人の我が家。


朝昼晩と誰に憚る(はばかる)事なく、互いのみ。


その心安さからか、他人が見たら砂を吐きそうなイチャつきっぷりをかます(笑)二人の朝は、軽いキスから始まる。


ほとんど日課のようになっている、それ。


大概において、雨竜は表向き渋々といった風にそれを受けていたが、本音を言えば、一護とのその接触を結構に気に入ってたりもする。


肌を重ねる直前にする、貪るような激しいディープキスとは違い、深くなりすぎない優しい朝のキスは、お互いの存在をよりリアルに感じ取れるから、ツンデレすぎて(笑)素直に振る舞えない雨竜にも、その甘さをじっくり堪能する事が出来るのだった。

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